好奇心がなくても観察をバッチリおこなう方法

公開日:2014/04/03

更新日:2019/04/08


こんにちは。

売上と社員のやる気を一度に伸ばす事を支援する
ウィズスマイル降旗(ふるはた)です。

段取り・ダンドリが上手くできることが、
成果を手にするポイントのひとつです。

段取り・ダンドリの力をアップするには、
観察力が必要でした。

その観察力をアップするためには、
好奇心が必要でした。
参照:観察力を伸ばすポイント

 

好奇心があれば、
観察を真剣にするものです。

し、か、し、、、

ご自身が好奇心、
関心をもっていることばかりを対象に、
観察をするとは限らないですよね。

ならば、、、

無理矢理にでも好奇心を持て!そして観察だ!
と言うことはできても、
実際には容易なことではありませんね。

この状況を乗り越えてバッチリ観察をする、
観察力を高める方法を今回はお伝えしますね。

視察しても変わらない!?

実際にある会社であった話です。

同業のある業務センターを、
視察に行くことになりました。

東京から、遠方のセンターへ、
飛行機を使って日帰りです。

社長、役員、役職者や関係者。
総勢25人近く。

急に決まったことなので、
トク割とか、使えないわけです。
交通費だけでもかなりの費用をかけていますね。

今回の視察の前に社長から、
「業務センターでどうやっているのか、
うちでも活かせるようによく見てください」
と話がありました。

現地に到着。

約半日かけて、
センターをじっくり案内してもらいました。

そして、視察から戻ってきました。

自社のセンターでの仕事に、
変化はあったでしょうか?
何か活かすことができたでしょうか?

実際には、、、

何も変わりませんでしたよ。
なぜでしょうか?

漠然と!ではすませられません!

先方の社員の方の後ろにくっついて、
案内されるまま、
説明を聞いていただけだからです。

それで満足していたからです。

案内されても、
目の前の状況や内容について、
充分に観察していなかったからです。

「あぁ、こんなにたくさん人が働いている」
「あっ、あそこに集まって話し合いをしている」
「作業の進捗管理を現場でやっている」
のように、目の前に広がる状況を、
ただ、眺めているだけだからです。

センターの業務に、
それほど好奇心が湧かなかったから、
かもしれませんね。

しかしですよ、、、

それで済ませてよいかと言うと、、、

経営者としては、
それでは困ってしまうわけです。

なぜなら、、、

見学することで、
気づきを得て、
自分達の業務に活かし、
成果を手にして欲しいからですよね。

単に、見学して、
スゴかった、良かった、
こんなふうにやっていた、、、
なんて事実を知りたいわけではないですから。

自分達の仕事に活かしてナンボ!
だからですね。

 

事前に明らかにする!

この様な、
好奇心が湧かない状況で見て回る、
という状況を回避するには、
どうしたらよいでしょうか?

それには、、、

どのような観点で何を観るのか?
どの様な領域に活かすのか?
自社に活かすことで、
どのような結果を手にしたいのか?

このような観点、観るポイントを、
事前に明らかにしておく
ことです。

好奇心の有る無しに影響されず、
観察する観点がはっきりしているので、
観察できるようになります。

観点がわかるので、
細かく観察をすることができます。

観点が明らかなので、
嫌でも観察するようになります。

視察が終わった後に、
観察した内容を整理することができます。

「よく見るように」と言われても、
観察する観点がハッキリしていないと、
何を観察すれば良いのかわかりませんね。

説明されることで納得してしまうのは、
このためです。

視察を終えても、何も整理されず、
何も変わらないのもこのためです。

観察する前に、
観察する観点を明らかにする、
という準備を少しするだけです。

その準備があるから、
真剣に観察をすることができますよ。

観察した結果を、
自分達の仕事に活かすことができますよ。

好奇心がなくても、
充分な観察をすることができますよ。

当然、
段取り・ダンドリの質、中身も、
変わりますよ。

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