研修は受講しっぱなし!?

公開日:2014/05/01

更新日:2019/04/09


こんにちは。

売上と社員のやる気を一度に伸ばす事を支援する
ウィズスマイル降旗(ふるはた)です。

「うちの社員には、
勉強して欲しい!」

「うちの社員には、
成長して欲しいと思っています!」

だからビジネススクールの講義を、
社員に受講させる、
ある会社のお話をしました。
参照:社員の研修受講は幸福なのか?

学ぶことは素晴らしいと思います。

研修を受講することも、
捨てたものではありませんね。

しかし、、、

某社の状況は、
社員への押しつけ
と私には思えてしまいます。

なぜなら、足りないと思うからです。

 

どのように活かしたい?

某社の社員が受講しているのは、
某ビジネススクールのMBAの単科コース。

MBAの単科コースだから、
学ぶ範囲が、
足りているとか足りていないとか、
ということではありませんよ。

足りないもの。
決定的に足りないと私が考えること。

それは、
何を目指して社員に学ばせているのか?
という点がハッキリしていないことです。

受講した結果を、
この会社の仕事の中で、
どう活かしたいのか?

そこが良くわからないので、
足りていないと強烈に思うのです。

社会人として、知識として、
知っていた方が良いということなら、

受講先も受講内容も、
それは社員自身が自分で選び、
自己啓発の範疇でやるべきです。

受講費用は自腹を切るってことですね。

無事に卒業したら、
受講費用を会社が立て替えれば、
良いですよね。

この場合は、
社員が自ら成長することへの支援として、
会社はお金を出すのですね。

受講する講座を会社が指定すると、
自己啓発ではなく、
業務上の強制になります。

本人の考え・希望に関係なく、
会社が必要と考える講座を受講させます。

自己啓発ではなく、
会社として育てたいから、
会社が研修受講の費用を負担している。

この様に、
経営者は考えているでしょうね。

社員から見たら、
自分は必要としていなので、
押しつけですけどね。

押しつけで受講した内容を、
社員自らおこなうでしょうか?

実践して、
会社の実務に活かすでしょうか?

 

放し、パナシ

会社として社員を育てたい。

だから、強制であっても、
研修を受講させている。

だとしたら、、、

どのような人材に、
社員を育てたいのでしょうか?

その像が明確である必要がありませんか?

明確になった上で、
どのスキル・知識が必要だから、
どの講座を受講させる、
という考え方になりませんか?

更に、会社として、
社員を育てたいのですから、
当然、学んだことを使う機会を、
積極的に設ける必要がありませんか?

この会社の今の状況は、
社員がMBAの講座を受講した、
という事実があるだけです。

学びを業務で活かすように、
機会も場も工夫も、
されているわけではないのです。

例えば、、、

ロジカルシンキングを学んだのなら、
日頃の仕事上のことを考える際に、
ロジカルシンキングの要素を組み込み、
考えたことをチェックできるようした、
というようなことですね。

その様なことは何も起きていません。

起こっていません。
起こそうともしていません。

受講したら、それで満足。

大変だったけれど、
知らないことを学べて良かった。

それでオシマイです。

受講のしっ放しです。

この様な状況を作るために、
膨大な時間と費用を、
会社は負担し続けるのでしょうか?

あなたはどの様に感じますか?

なんか、空しいな~。

こんな風に感じるのは、私だけなのでしょうか?

どのような課題、問題、
仕事のために、
どのような技術、能力が必要か

誰には、
どの技術、能力が足りていないか

補うためには、
どのような方法があるのか。

そのひとつの方法として、
どこのどの研修を受講させるのか?

受講した結果を、
どのように実務に反映するのか

受講後、実務に反映して、
どのようになっているのか

ここまで、事前に考え、
フォローできるようにしているからこそ、
会社がお金を出す、
だけの意味があると思うのですが。

あなたはどのように考えますか?

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