経営にはスピードと品質、どちらも必要

こんにちは。

売上と社員のやる気を一度に伸ばす事を支援する
ウィズスマイル降旗(ふるはた)です。

「右よーし。左よーし。」

優雅な手の動き。
ちょっと見とれてしまいます。

しかし、、、

違うんじゃないの!と、
この光景を見るたびに、
思ってしまいます。

バスの運転手さん。

以前は無愛想で、
次の停留所の名前も、
モゴモゴしか言わない、
なんてことも少なくありませんでした。

最近は、
音声で次の停留所名が、
車内に流れますね。

それだけでなく、
音声のアナウンスの後に、
再度、停留所名を言う、
運転手さんが増えましたね。

さらに、、、

「発車します。
おつかまりください。」

「バス停とバスが離れております。
足元に気をつけくて、
お降りください」
とアナウンスする運転手さんも増えました。

というより、
言わない運転手さんのほうが、
少ないかもしれませんね。

と、同時に、、、

発車するときに、
声を出して指差して安全確認。

「右よーしっ!」の声とともに、
右うでを動かし、
右手人差し指で、
右のバックミラーを指しています。

次に、「左よーしっ!」の声とともに、
右を指していた腕を、
左のバックミラーに向け、
顔も向けてミラーを確認。

「後ろよーしっ!」
の声に合わせて、
フロントガラス上部にある、
バックミラーを指すように、
優雅に腕を動かします。

それから、
おもむろにギアを入れて、
アクセルをゆっくり静かにふかします。

クラッチ板が擦れ合う、
低いググガッガッグォーンの音とともに、
バスがゆっくり動き出します。

素晴らしいことです。
安心です。

しかし!
しかしだと思うのですね!

運転手さんの、
この優雅な腕の動作を見るたびに、
違うんじゃないの!
と私は思ってしまいます。

ちょっと話はさかのぼりますが、
私が高校生だった頃。

県ではサッカーの古豪、強豪校の、
サッカー部に所属し、
年がら年中練習に明け暮れていました。

ポジションは、長友選手と同じ左SB。

で、その時の監督が、
後に県のサッカー協会長として、
県のサッカー振興に尽力された、
「サブちゃんこと」渡辺 三郎先生(故人)。

J2の松本山雅は、
実は私の母校のOBチームが、
その前身なんですけどね。

サブちゃんが監督の時は、
アマチュアだった松本山雅と、
よく練習試合をしました。

「何の話を始めた?」
と思われたかもしれませんが、
もう少しお付き合いください。

私達が努力したことはありますが、
監督がサブちゃんだったから、
全国大会に7年ぶりで出場し、
14年ぶりにベスト8にもなれた、
と思うんですよ。

で、そのサブちゃんが、
よく私達に言っていたことが、
いくつかあります。

そのひとつが、、、

「パスは丁寧に、
相手にしなきゃいけない。
だからといって、
ゆっくりやっていいわけじゃない」と。

当時、こんなことを、
声高に言う高校サッカーの監督は、
そんなに多くなかったですよ。

サッカー王国だった、
静岡や埼玉、広島では、
言われていたでしょうけれど、
他の県では、、、

少なくとも、私の県では、
そんなことは、
ほとんど言われていませんでしたね。

で、、、

日曜日の晩の、
サッカー女子アジアカップの決勝戦。
なでしこジャパンの試合を見ても、
このことの重要さがわかりますよね。

丁寧でもゆっくりやっていると、
ボールを相手に、
かっさらわれてしまいます。

だからといって、、、

早く早くと雑なパスをすると、
受け手がトラップをうまくできず、
やはり相手チームに、
ボールを奪われてしまいます。

丁寧に早く。

これが両方とも揃って初めて、
相手を脅かす、
攻撃ができるのですね。

おなじ様なことが、
経営、事業運営に関しても、
当てはまると思いませんか?

質の高い、緻密な計画を作ろうと、
時間ばかりかかってしまい、
なかなか取組めない。

これでは、いつまで経っても、
成果がでませんね。

経営にはスピードが重要だ、
と早く早くとせかすと、
実行は直ぐおこなわれても、
やることはグダグダ。

こちらもいつまで経っても、
成果につながらない。

質が高い。
素早くやる。

どちらかがまさっていても、
実はたいしたことには、
ならないと思いませんか?

スピード。
品質。

どちらも揃っているから、
プロフェッショナル、
だと思いませんか?

その世界で優れている、
と思えませんか?

こうやって考えると、
バスの運転手さんへの、
私のイライラ。

わかっていただけますか?(笑
優雅に腕と手を、
動かしている場合では、
ないのですね。

ピッ、ピッ、ピッ、と確認して、
スパッと出発する。
しかも安全で、
急発進になることもなく。

これがプロだし、
格好いいと思うんですよね。

あなたは、ご自身の、
経営、事業で、
バスの運転手さんのように、
優雅にゆっくり進めますか?

それとも、

スピードも品質も兼ね備えた、
格好良いプロフェッショナルを、
目指しますか?

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