事業承継する息子へ親の社長から伝えること

公開日:2014/08/12

更新日:2019/04/10


こんにちは。

売上と社員のやる気を一度に伸ばす事を支援する
ウィズスマイル降旗(ふるはた)です。

「継ぎたくないのに継ぐことになった」

このように感じている後継者の息子に、
親である経営者のあなたは、
どんなことを伝えるでしょうか?

適切なことを伝えられれば、
いまよりも意欲を持って、
後継者である息子が会社を継ぐ可能性が生まれます。

後継者の息子と、
親である今の経営者の間にある、
確執やギクシャクした関係を変えることができます。

後継者である息子の話を、
親である経営者はじっくりと聴きましたよね。

参照:
後継者の悩みがもたらす事業承継の危険
後継者から聴きだすこと
後継者と社長の“親子関係 “をより良くする方法

その後に、経営者が、
後継者である息子はなすこと。
伝えること。

  • 起業時、事業承継時の苦労話
  • 今の状態にするために、どれほど大変だったか
  • 会社や従業員を大事に思っている経営者の気持ち
  • 家庭を顧みずに仕事に没頭しなければならなかった状況

このような内容を、
一所懸命に後継者である息子に伝える・語る、
ということが多いと思います。

経営者として、
悩み、苦労されてきたのですから、
その大変さを、会社を継ぐ息子にも、
わかった上で事業承継をして欲しい、
という親心もあるでしょう。

その気持、よくわかりますよ。

よくわかりますが、
このような中身を、
どんなに熱心に語っても、
うまくは伝わらないと思います。

息子も家族も、
あなたが大変だったことは、
よく知っているでしょう。

それを改めて熱く語らたら、
後継者である息子はどんな気持ちでしょう。

「おやじ、それはもう、
よっくわかっている」ですし、
「おやじが自分で選んだ道だろう!」
ってことになりませんか?

そして、
「俺はそれが嫌で、継ぐ気がないのに、、、」
ということになりませんか。

では、後継者に何を話すのでしょうか?

後継者がハッキリ口にはしませんし、
本人が意識をしていないかもしれません。

しかし、後継者が知りたいと漠然と思っていること、
知ることで考え方が変わる事があると、
私は思っています。

じゃぁ、それはなにか?ってことですね。

それは、、、

家庭を顧みず、
大変な思いをして、

「なぜあなたはこの事業をやっているのか? 」

です。

もう少しこの中身を分解すると、、、

  • この事業を通じて、何を実現したいのか?
  • 個人保証までして、この事業を続ける理由は何か?
  • この事業を「あなた」がやらなければならない理由は何か?

です。

この点を、後継者に向けて語ります。

ぶっちゃけて言うと、、、
この中身が、

  • 経営者が後継者に引き継ぎたい内容であり、
  • 後継者が経営者から受け取らなければならない中身、

だと考えています。

この部分に後継者が心動かされ共感すると、
会社を継ぐ意味が、
後継者にわかるようになります。

会社を継ぐことの見方、考え方が変わります。

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