後継者に必要な心構えとは?

公開日:2014/09/22

更新日:2019/04/11


こんにちは。

売上と社員のやる気を一度に伸ばす事を支援する
ウィズスマイル降旗(ふるはた)です。

後継者ばかりでなく事業を行う経営者には、
次の三つが必要だと考えている、
ということをお伝えしました。

  • 素直さ
  • 実践
  • 情熱

ドラッカー氏が言う「真摯さ」

経営者が後継者に断然に求めているといわれる、
「経営意欲の高さ。」

どちらも、
後継者に必要な能力となると、
ピンとこないからです。
その理由をお伝えしています。
参照:
後継者に必要な要素は何か?
後継者に必要な資質ととは?

前回までに、
一つ目の「素直さ」、
二つ目の「実践」、
はお話ししました。

今回は3番目の「情熱」のお話です。

「降旗先生は、経営への意欲は、
ピンとこないって言っていましたよね。

意欲と情熱って、
関係しているんじゃぁないですか?」

そうですね。
関係しています。

確かに、
経営への意欲が高いことは、
適切じゃぁないね、
ということを言いましたね。

何がピンとこないのか?
というと、、、

意欲の対象が経営だからです。

私は、意欲の対象が異なると、
考えています。

後継者の意欲の対象は、
経営ではなく事業だ、
と考えているからです。

社長になること、
社長をやっていることに意欲がある、
ではないってことです。

事業通じて実現しようとしている将来像。

この将来像の実現に意欲がある、
ということが大切だと考えています。

もし、経営者になりたい、
そこに意欲を燃やすならば、
起業した方がいいですよね。

後継者より事業を知っている、
ベテランや古参社員を
気にすることがありません。

起業してしまえば、
自分のやりたいように、
自分が好ましい人を雇い、
自分のやりたい事業をやることができますから。

今の経営者(多くの場合は親)から、
事業のやり方で小言を言われることも、
必要ありませんから。

後継者として、
いつ経営者になれるか、
なんて気にすることもありませんから。

でも後継者は、
今の会社の事業を継ごうと、
考えているわけです。

だからこそ、
事業を通じて実現する事柄に、
意欲を持って欲しいのです。

事業への意欲があるから、
それをおこなう手段である経営に対して、
いろいろなことを考えられるようになりますから。

後継者が、
今の事業の将来の姿、
事業を通じて実現することに意欲を持ち、
情熱を持てるようにしましょう。

持っているのかどうか確かめましょう。

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