経営を引き継ぐ時のポイント

公開日:2014/12/08

更新日:2019/04/12


こんにちは。

売上と社員のやる気を一度に伸ばす事を支援する
ウィズスマイル降旗(ふるはた)です。

後継者に事業を継承する。
後継者が会社を継ぐ。

それには、承継に向けた計画が必要だ。

このようにアドバイスをする、
コンサルタントは少なくありません。

確かに。

いつ事業を後継者に承継するのか?
そのために、なにをおこない準備するのか?

例えば、、、

負債と資産を、
どうやって処理し継がせるのか?

経営権を確固としたものにするため、
なにをどうするのか?

後継者をいつまでに決めるのか?

これは重要だと思います。

思うのですが、、、
足りていないと考えています。

事業承継で最も重要だと、
現在の経営者が考えていることは、

『経営の承継』

です。

実際に事業承継の対象となる社長への調査では、

経営の継承を課題と考える人の割合
小企業 69.2%、中企業 78.1%

資産・負債の継承を課題と考える人の割合
小企業 40.2%、中企業 55.1%

後継者の選定を課題と考える人の割合
少企業26.2%、中企業 29.9%

(「中小企業の事業承継」2010年3月 日本政策金融公庫 総合研究所)

という結果が出ているほど、
「経営の継承」を課題に感じている人が多いです。

現在の事業を後継者に、
どのような形にして、
どのような将来性を持たせて引き継ぐのか?

これって、
とても重要なことだと思いませんか?

後継者の観点で考えると、
今の事業のなにを引継ぎ、
どこを変えてどのような形に伸ばすのか?

これがハッキリしていることが、
上手く引継ぐことだ、と思いませんか?

どのような形にして、
どのような将来を目指して、
今の事業を渡すのか?

これがハッキリとわかる形になっているのか?
引き渡せるように整備されているのか?

このことが、とても重要だと考えています。

引継ぐ後継者は、
事業のなにを引継ぐのか?
その時、なにが足りていて、なにが足りないのか?

その点を確認して、
引き継ぐことが大切だと考えています。

明らかにしておけば、
継いだあとになにをするのか、
なにをしなければならないのか、
自ずとわかりはずですから。

しかし、、、

現実には、
今やっていることだからわかるだろ、
一緒にやってきたんだからわかるだろ、
と現経営者から後継者に、
引き継がれているのではないでしょうか?

代表権を引き継いだ。
仕事は、とりあえず今まで通り回っている。

だから、
なんとなくだけど引き継げたかな、
などと後継者は考えているのではないでしょうか?

現在の経営者は、
ハッキリとわかるように、
後継者に引継ぐことを考えましょう。

後継者は、
ハッキリと分かるように確認して引継ぎましょう。

なんとなく、、、は止めましょうね。

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