後継者に継ぐ気がない時の解決方法

公開日:2014/12/17

更新日:2019/04/12


こんにちは。

売上と社員のやる気を一度に伸ばす事を支援する
ウィズスマイル降旗(ふるはた)です。

後継者の問題のひとつは、
後継者がいないこと。

現経営者が、会社・事業を継がせたいのに、
継がせる相手がいないことです。

相手がいないということにも、
2つの場合があります。

ひとつは、後継者候補がいない。

もうひとつは、
後継者候補はいるが、本人に継ぐつもりがない

今回は、後者、
後継者の候補はいるが、
本人には継ぐ気がない場合のお話。

多くの場合、後継者の候補は、
現経営者の子息、娘婿、
あるいは、親族の誰かです。

子息や娘婿の場合、
自分の親が経営者であることはわかっているので、
継ぐこともあるだろうな、
と考えているとは思います。

しかし、

現実には継ぐ気がないのです。

その理由は、

  • 親の事業に将来性、魅力がない  45.8%
  • 自分には経営していく能力、資質がない  36%
  • 今の仕事、企業が好きだ  16.9%
  • 今の収入を維持できない  13.9%
  • 雇用者のほうが収入が安定する  12.8%

(複数回答可)
※「後継者に必要とされる能力」とその養成実態および改善点の調査研究
平成24年1月 社団法人中小企業診断協会神奈川県支部

意外にも、収入の減少、不安定さよりも、
事業の将来性、魅力がないことが、
あなたの会社・事業を継がない大きな理由だ
ということです。

まぁ、事業の将来性・魅力には、
報酬としての収入の側面が、
含まれているとは思いますが。

事業、会社の将来に対する不安。

これが、後継者が会社を継がない、
大きな原因と考えられます。

別の調査によると、
会社を継いだ後継者の実に4割近くが、
「仕方なく継いだ」と考えているそうです。

息子だから、娘だから、娘婿だから、
会社・事業の将来が不安で、
本当は継ぐ気はなかったけれど、
最終的に継ぐことになってしまった。

経営者になってしまった。
させられてしまった。

こんな風に考えている後継者は、
少なくないってことです。

この状況。

現経営者のあなたが、
望んでいるような姿でしょうか?

違うと思います。全然異なると思います。

会社・事業の将来に対して後継者が抱く不安を、
何とか取り除かないと、
事業承継してからも、
うまくいくとは限りません。

不安を取り除くためには、
現在、経営を行っている、
あなたが何とかしなければなりません。

ちょっと胸に手を当てて、
考えてみてくださいね。

あなたの事業の将来の姿。
どうなっているでしょうか?

あなたの会社は、
どんな状況になっているでしょうか。

それぞれの姿は、
あなたにとって魅力的でしょうか?

この状態がハッキリしていないと、
後継者が、あなたの事業、会社に、
魅力を感じることは難しいでしょう。

はっきりした上で伝えないと、
後継者は理解できないと思います。

さらに。

あなたが、
この事業を継続したい理由はなにでしょう。
この会社を残したい理由はなにでしょう。

この点についても、
ハッキリとした答えが必要です。

会社がある。
事業をやっている。
後継者のポジションにいる。
だから、当然、継ぐよね。

という話じゃないってことです。

事業・会社の将来像を明らかにする。
事業を継続する理由をハッキリさせる。

そのための方法、
明らかになった内容を後継者に伝える方法を、
セミナーの中でお伝えすることにしました。

セミナーの開催日時は、
2015年2月4日(水)14:30-

「会社が継続し、事業が伸びる!後継者の育成と事業承継の方法」
という、事業承継をする経営者、後継者向けセミナーです。
(終了しました)

同じ内容で、前後に3回分を設定しましたが、
すでに2回は募集終了です。

以下をクリックして、
直ぐにセミナーの詳細な内容を、観てくださいね。

 

無料レポート