後継者育成で最初にやるべきたったひとつの事

公開日:2014/12/25

更新日:2019/04/12


こんにちは。

売上と社員のやる気を一度に伸ばす事を支援する
ウィズスマイル降旗(ふるはた)です。

事業と会社を継続するためには、
後継者、次世代を育てる必要があります。

後継者育成のカリキュラムが、
いろいろなところから提供されています。

ウェブサイトでチェックする事ができます。

そのカリキュラムを観ていて、
ズーッと思っていた事があります。

「なにか変だ。
 教える側の都合の押しつけじゃないか!」

例えば、、、

ある後継者育成講座では、
サイトのトップコピーで、
『後継者が目標・目的を持っていなければ、
どんな知識も役に立たない』
と唱っています。

そのカリキュラムでは、
最初の頃に、自己反省をして、
自己分析の上で、
後継者自身の目標を設定し、決意表明します。

その後は、
財務会計に事業計画、
資金繰にリーダーシップ論と続きます。

自己分析の結果として目標を作る。

えっ?

後継者個人の目標を決めるのですか?

事業、会社の将来をどうするか?
それが経営者にとっては重要だと思うんです。

そんな風には触れられていません。
当然、どうやって導きだすのか、
そこに方法論があるのかどうか不明です。

「なんか違うよなぁー」と思うわけです。

同じ様に、
多くのカリキュラムで、
自社の分析、後継者自身の分析を、
やはり最初におこないます。

これもおかしな話です。

旅行をするときの事を考えてみてくださいね。

どこかに旅行をしようと思ったとき、
あなたは、自分のいる場所の事を、
詳細に調べ上げて分析しますか?

その分析結果をみてから、
旅行の行く先を決めますか?

そんなアホは事はやらないです。

どこに行きたいのか?
何をしたいのか?
だからどこに行くのか?

目的地や旅行の目的から考え、決めませんか?

「自分のいる場所の事は、
良くわかっているから、
旅行の場合は目的地からでいいんです」
と説明する人もいるでしょう。

実際には、
自分の居場所のことなんか、
ちっともわかっちゃいません。

いろいろ調べたら、
近くの駅から直通バスが出ている事がわかった、
なんてことも少なくありません。

それだって、目的地が決まって、
どうやって行くかを調べ始めて、
初めて知る事です。

旅行も経営も同じです。

経営、事業運営について、
将来、どんな形、どんな姿にするのか。
それが出発点です。

あぁ、それなのに、それなのに。

多くの後継者育成プロフラムでは、
今の後継者自身、
会社自身の調査と分析から始めます。

その分析結果から、
将来への計画を作り始めます。

正直に言いますね。

だから、成果が出ません!
いつまでやっても何も変わりません。

学んだ直後は、
できそうな気持ちになるでしょうが、
しばらくすると、何も変えられない、
希望のない将来に愕然とします。

これは、コンサルティング経験のある私自身が、
自分で事業承継をした時に、
とんでもなく痛い目を見たので、
わかったことです。

コンサルティングや
ビジネス書で示されるほとんどの方法は、
机上の理屈、後付け理論です。(笑

経営、事業展開のやり方は、
人間がやっているだけに、
人の日頃の行動と深く関連しています。

目標・目的をいつ決めるのか?
どうやって決めるのか?

自己分析や会社の現状調査から、
そんなことは導きだされません。

順番が逆なんです。

物事は、
適切な順序だから成果につながります
逆にやっても、成果物はできますが、
成果にはつながりません。

先に、実現したい、
実現する必要がある将来を描きましょう。

その将来を実現するために、
今の後継者自身が会社の状況を見たとき、
何が足りていて、何が足りないのか?

足りている事はもっと強くし、
足りない部分は補う。

その点を明らかにし実行するために、
後継者を育成するカリキュラムを
受講するのです。

この観点で、
後継者育成のカリキュラム内容を見ると、、、

受講する価値の有無がハッキリわかると思います。

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