後継者に渡す内容を整える

公開日:2015/03/09

更新日:2019/04/14


こんにちは。

売上と社員のやる気を一度に伸ばす事を支援する
ウィズスマイル降旗(ふるはた)です。

日曜日の昼間。

最新小学生事情という、
ある番組のコーナー。

以前は、理科の実験で、
アルコールランプを使いましたが、
今は、カセットコンロを使うそうです。

写真を見ると、
小ぶりのカセットコンロに、
ビーカーがのっています。

「お一人様なべの雰囲気だなぁ」
なんてつぶやいてしまいました。(笑

グランドにラインを引くときは、
白い石灰をラインカー(とか言いましたが)に入れて、
それで白線を引いいていました。
今は、水でラインを引くそうです。

「水で???
そんなのでラインが分かのかなぁ」
と頭のなかに「?」マークが飛び交いました。(笑

よくわかりませんが、
石灰は使わないようです。

石灰を使うと、
手が荒れるんですよね。
かぶれたようになる人もいましたし。

「時代は代わるものだなぁ」
と感傷にひったっていました。

で、、、

今日の本題はここから。

陸上競技にリレーというのがありますよね。

学校の体育の授業でも、
陸上の時間にリレーをやった経験、
お持ちだと思います。

その時使った、
リレーのバトンって覚えていますか?

私たちの頃は、
中空のプラスチックの棒でした。

というか、、、

今でもリレー競技では、
中空のプラスチックの棒を使っています。

今、小学校では、
リレーのバトンの棒を使わないんだそうですよ。

「えっ?じゃぁ、何を受渡しているの?」
ということになりますよね。

実際の映像が流れましたが、
低学年のリレーでは、
あのバトンの棒を渡していません!

低学年のリレーでは、
バトンの変わりに、
輪っかの形をしたバトンを受け渡しています。

「!!!」

棒のバトンだと生徒が渡しにくいそうです。

映像を見ているとわかりますが、
リレーの華麗なバトン渡しには、
低学年ではならないからですね。(笑

バトンをとりあえず渡す。
バトンを何はともあれ受け取る。

こんなバトン渡しですから、
棒よりも握りやすい輪のほうが、
低学年にはつかみやすいのだそうです。

こんなことになっていたんですね。

驚くとともに、
経営や事業を引継ぐ時にも、
当てはまると思いました。

使いやすい、
やり易いように形を変える。
ここが使えると思うのです。

今の経営まま、今の事業のまま、
引継がなければいけない。
形を変えないようにしないといけない。

これが、絶対ということはありません。

引継ぎやすいように、
形を変える、中身を変える。

後継者が引き継いだあと、
事業をやり易いように整えてから引継ぐ。

素晴らしいことだと思いませんか?
事業承継として、
意味のあることだと思いませんか?

ただ、事業を継がせたいのなら、
今のままの形を、
そのまま継がせるのが簡単です。

経営者のあなたは、
そのまま引き渡せばよいのですから。

ちょっと考えてみてください。

あなたが求めているのは、
あなたのもつ経営権、社長職を、
後継者に譲ることでしょうか?

それとも、
後継者の代になっても、
事業が継続し、
さらに成長することでしょうか?

あなたは事業承継後に、
どちらの姿を望んでいるでしょうか?

このブログを読んでいる経営者、社長の方なら、
後者を望んでいると思っていますが、
いかがでしょうか?

将来に向かって、
事業や経営の形を変えて、そして引き継いでいく。

後継者の代になった時、
後継者が事業、経営をやりやすく、
成長出来るだけの下地を作って引継ぐ。

事業承継で大切なことだと思います。

ただし、
バトンを渡す直前になって、
バトンを棒から輪っかに変えよう!
というのは無理があります。

というより、
バトンを渡される方が、
ビックリしてしまいます。

うまくバトンを引継ぐことが、
できないでしょう。

リレーを始める前に、
バトンを棒から輪っかに変えると、
とわかっていればいいのです。

それを引き渡せばいいのです。

バトンを棒から輪っかに変える。

小学校低学年のリレーでは、
これは先生の役割ですが、
事業承継では、
現在の社長の役割だと考えています。

バトンの形を後継者と調整して、
社長が棒のバトンから輪っかのバトンに代えます。

そして実際に、
輪っかにしたバトンを引継ぎます。

事業承継は、
後継者が継いだあと、
経営、事業運営がやりやすくなるよう、
今の状況を変えて引継ぐことだと考えています。

それができるのは、社長のあなただけです。

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