事業承継で後継者に引継ぐ「将来の姿」

公開日:2015/03/10

更新日:2019/04/14


こんにちは。

売上と社員のやる気を一度に伸ばす事を支援する
ウィズスマイル降旗(ふるはた)です。

日曜日の昼間のTV番組。
最新、小学生事情というコーナー。

この中で、小学校の低学年のリレーでは、
バトンが「棒」から「輪っか」に、
代わっていることが取り上げられていました。

受け渡すものの形を変えることは、
後継者に事業を引継ぐ時に当てはまることを、
後継者に渡す内容を整える」でお伝えしました。

引継ぐものを引継ぎやすいように、
引継いでからやり易いように、
形を変えることには、
意味があるという考え方です。

しかし、、、
「ちょっ、ちょっ、
ちょっと待ってよお兄さん!」です。(笑

別の視点で見ると、
やり易いように変えちゃっていいのか?
ということになるとも考えることができます。

「ラッスンゴレライ」じゃなくて、
リレーのバトンの話ですけど。(笑

小学校の低学年の生徒は、
棒のバトンより輪っかの方がつかみやすいから、
バトンを輪っかにしてしまいました。

でもですね、
高学年になると、
バトンは、輪っかから元の「棒」に戻します。

成人のリレーでは、
バトンは「輪っか」ではなく、
「棒」ですからね。

競技としておこなうには、
バトンは「棒」でなければならないからです。

陸上競技の競技規則が変われば、
話は別ですけれど。

今は、レスリングのユニフォームが、
ビキニタイプになることも、
平然と語られる時代ですからね、
そのような変更がないとは言えませんが、、、

競技規則が変わらないとなれば、
リレーのバトンの形とその渡し方を、
低学年は新たに、
何かのタイミングで習うのですよね。

輪っかのバトンが身について、
それでリレーもやって、
勝ったとか記録が出たなんて、
一喜一憂していたのです。

ところが、ある年齢になると、
一般の棒のバトンでのリレーに戻されるわけです。

強制的に!

小学生の教育だから成り立つ話です。

経営や事業でこれをやったら二度手間です。
それに、社内に混乱が起きるでしょうね。

どうせ戻すなら、
「棒」のバトンでのリレーを、
最初からやった方がいいです。

「棒」のバトンで渡しにくいというなら、
最初にリレーをやる時に、
子供の手にあうように、
バトンの太さを細くするとか、
長さを短くするとか。

バトンの渡し方を最初から教えるとか。

やりようがあると思います。

事業承継も同じだと思います。

先になってから戻す事は
やりたくないでしょう。

ということは、、、

経営、事業、事業承継では、
将来の姿が必要だということです。

成人したら、
リレーは棒のバトンでやる、
という事と同じ将来の姿です。

その「将来の姿」を実現できるように、
しかし、引継ぎやすく、
引継いでからやり易いように、
変える事はアリです。

あくまで、
「将来の姿」を実現するために、
引継ぐ内容を変えましょう。

「将来の姿」が明確ではないのに、
やりやすいように形を変えてしまう、
なんて事はやらないようにしましょう。

あなたの事業、会社の「将来の姿」
これが細かく、
明確になっているようにしましょう。

はっきりとした「将来の姿」があるから、
何をどの様に変えると引継ぎやすいのか、
引継いでからやり易いのか、
ということがハッキリわかります。

明確に変えることができます。

細かく、具体的に、はっきりと、
あなたの事業、会社の「将来の姿」を、
描いてくださいね。

この「将来の姿」を引継ぎましょう。

社長・経営者のあなたが描く「将来の姿」と、
後継者の描く「将来の姿」を、
重ねあわせるようにしましょう。

力を合わせて、
「将来の姿」を実現するために、
今の事業、会社を整備しましょう。

引き継げるように、
後継者は学び、ちからを高めましょう。

事業承継の準備のひとつが、
「将来の姿」を描き、
社長・経営者と後継者ですり合わせ、
実現に向けて行動することだと考えています。

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