後継者に事業承継したら放っておけますか?

公開日:2015/04/07

更新日:2019/04/14


こんにちは。

売上と社員のやる気を一度に伸ばす事を支援する
ウィズスマイル降旗(ふるはた)です。

これから事業承継をおこなう、
経営者、社長のあなたに質問です。

事業承継をおこなったとき、
後継者に引継ぐことはいったい何でしょうか?

  • 自社の株式。
  • 親族に散らばった株式をまとめて渡す事。
  • 社長の座、ポジション。
  • 今の会社そのもの。
  • 土地や建物といった資産。
  • 取引先。
  • お客様。

この様な事を、
考えられていると思います。

だから、、、

税理士の先生に相談し、
弁護士の先生に調整に入ってもらう。

あなたが一緒について、
取引先や得意先をまわって、
後継者を紹介する。

というようなことを、
実際にはじめられている方も、
いらっしゃる事でしょう。

そんなことは不要だ!
なんて暴言は吐きません。(笑

これはこれで必要です。

では、先ほどの様な内容を、
後継者に引継いだとしたら、
どのような会社、事業の状況が、
あなたの目の前に広がるでしょうか?

この様な光景を見たとしたら、
あなたはどの様な気持ちでしょう。

「あぁ、安心!」でしょうか。

もし私が、
現在の社長、経営者で、
後継者に承継した後、
この様な光景が目の前に広がっていたら、、、

嫌になってしまうと思います。

当面はいいですよ。
無事、事業承継ができて、
後継者はなんとか切り盛りして、
今まで通りの状況ですから。

で、、、

半年後。

一年後は、どうなっているでしょうか?

二年後はどうでしょうか?

三年後は?

「そんな先まで、
俺の知ったこっちゃないさ。
俺は引退したんだから」
と言う事はできます。

本当に、気になりませんか?
どうでもいいと、
本当に心から考えていますか?

「後継者の代になったのだから、
自分で考えてなんとかするもんさ!」
と言うこともできます。

では、あなたの後継者は、
今の状態だったら、
数年後の経営、事業を、
自分でなんとかできているでしょうか?

後継者の代に変わってからの事は、
気にもならないし、どうでもいいことだ、
と本気で心から言えるでしょうか?

事業承継をしたら後継者自身のこと。

放っておけると言えるでしょうか?

本当のところは、
難しいと思っていませんか?

私があなたと同じ立場だったなら、
どんなに口で「後継者のことだ」と言っても、
心の中では心配になるでしょう。

なんとか手助けしたいと思うでしょう。

しかしですね、

後継者にも意地とプライドがあります。

そう簡単に、元社長のあなたに、
泣きつくわけにもいきません。

そうこうしているうちに、
にっちもさっちもいかなくなって、、、
という事が少なくありません。

こんな事は避けたい、
と誰しも思うと考えているのですが、
いかがでしょうか?

では、避けるにはどうしたらよいでしょう。

事業承継してしまった後では、
どうにもなりません。

社長を譲ったあなたが口を出すほど、
後継者は自身の存在に自信をなくし、
意欲を失っていきます。

社内は、元社長に向かって、
仕事をするようになってしまいます。

そして、後継者の社長は、
居場所を失い、存在する場所がなくなり、
それにつれて会社も事業も衰退していきます。

事業承継後、元経営者が、
後継者の経営に口を挟むほど、
経営改革が進まず、売上も伸びないという、
調査結果があります。

参照:日本公庫総研レポート 2010年3月
「中小企業の事業承継」

事業承継をする前に、
事業承継して後継者の代になっても、
継続し、成長する事業の基礎を、
あなたが経営者のうちに作っておく必要があります。

あるいは、そうなっていくだけの基礎を、
あなたが社長のうちにつくっておくことです。

後継者が、
自ら考えなんとかする状況も、
後継者に引継ぐ前に、
後継者に身につけさせておきましょう。

事業承継後の状況は、
事業承継をするまでに決まっています。

事業承継までに、
経営者、社長のあなたが、
そして後継者が、
何をおこなってきたのか、
ということで決まってしまうのです。

だから、
何をどの様に準備するのか、
ということが重要になります。

事業承継に向けた、
計画の中身がとても重要です。

あなたの事業承継の計画は、
事業承継後の世界の事を、
考慮しているでしょうか?

それとも、、、

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