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事業承継における
「経営承継と後継者育成」実現士
降旗 利弥

事業承継をする後継者は、
経営能力が高い方が良い。

これから事業承継をする、
多くの経営者の方が望むことだと思います。

実際、事業承継をこれから迎える、
経営者の方への調査結果でも、
経営者・社長が後継者を選ぶ際に、
重要視す項目の第1位、56.3%の方が、
「経営能力の優秀さ」を選んでいます。

(出典:三菱UFJリサーチ&コンサルティング
2005年12月 「事業承継」「職業能力承継」アンケート)

とはいえ、「経営能力」とは何なのか?
という点がフニャフニャでわからない!
ということを、以前お伝えしました。

参照:後継者が事業承継までに身につけること

 

経営能力の基本の部分は、
先ほどの内容でお伝えしました。

今回は、基本部分を支える「数値感覚」についてです。

「数字に強い!」
「計数感覚が優れている」

などと言われる社長・経営者の方が、
いらっしゃいますよね。

あなたもそのように、
言われたことがあるかもしれません。

経営者が数字に強い、
計数感覚が優れているという場合、

  • 財務数字を細かい費目で把握している
  • どの数字がどこに影響するのかわかっている
  • 経営の数字に関する計算が速い

をさしている場合が少なくありません。

これはこれで重要ですよ。

とはいえ、
さらに重要なことがあります。

それは、

「業績に影響する項目はどれで、
その値はどうなっているのかわかっている」

ということです。

当たり前といえば当たり前なのですが、
ある言葉で誤魔化されてしまっています。

KPIと言われる代物です。

キー・パフォーマンス・インジケーター
(Key Performance Indicater)

「目標の達成度合いを計る定量的な指標」
を指しています。

KPIを設定した。
KPIの状況を把握している。
KPIを達成しているから業績は良いはず。
だから安心。

そもそもなんですけど、
設定したKPIが本当に、
売り上げや利益の達成に、
直接影響する数値なのでしょうか?

KPIのような指標を設定するとなると、
多くの場合、
幾つかの数値を計算した値が設定されます。

最近流行りといえば、
「ライフ・タイム・バリュー(LTV)」とか。

幾つかの数値を計算するということは、
各数値の変化があっても、
お互いに相殺して、
指標に変化が現れない、
逆転が起きることもあるってことです。

実際にあった話ですが、
LTVは向上しているのに、
売り上げはちっとも伸びていない、
という現象だって起こるのです。

このとき、
KPIに設定したLTVばかり見ていたので、
四半期決算をやって、
初めて売り上げ減に気づいた!
なんて笑えなかった話なんですね。

本当に数字に強いというのは、
計算が速いとか、経理数字に詳しい、
ということとは、
経営者、後継者の場合は、別だと考えています。

売り上げ、利益に、
直接影響する項目とその数値はなにか?

 

  • この数字をはっきり認識していること。
  • その数字の収集方法がわかり、実行していること。
  • その数字の推移がわかっていること。
  • その数字を改善するためのスイッチがわかっていること。
  • この数字が頭の中に入っていること。

これが数字に強い、
経営の計数感覚が優れている、
ということだと考えています。

計算が速いなんて、
電卓さんがやってくれることですから。

経理数値は、
決算書類を見ればわかることですから。

それよりも、
経営現場で売り上げ、利益に、
直接影響する数字を捕まえている、
ということです。

早速、どの数字が、
あなたの事業の売り上げ、利益に、
直接影響するのか、
洗い出してみましょう。

本日も最後まで読んでくださり、
ありがとうございました。

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降旗_筆サイン

 

 

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