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事業承継における
「経営承継と後継者育成」実現士
降旗 利弥

事業承継をして、
後継者に、経営、会社、事業を引き継ぐ。

これは誰がやることなのでしょうか?

「経営者に決まっているじゃないか!」
「社長の私がやることだ!」
という意見が大半かもしれませんね。

実際に、巷での事業承継セミナー、
事業承継関係のビジネス書では、
今の経営者、社長が対象になっています。

その理由はとても簡単です。

巷の事業承継の主たるテーマが、
事業を引き継がせる方法と、
それについてまわる相続、
株式の所有比率の問題だからです。

書店に行って、事業承継のビジネス書を、
パラパラと見てみてくださいね。

大半の章は、

  • 事業承継の形態・形式、
  • 格安で事業承継する方法、
  • 相続税や贈与税の下げ方、
  • 経営者の意識、

などの話ばかりです。

これらの話は、
社長の座を譲るその日までに、
ほぼ決着がついていることです。

あるいは、
法の解釈を用いて処理される中身、
ということもできます。
後継者の育成の話があっても、
全体の1/6から1/8の紙面を割く程度です。

経営の継承については、
驚くべきことに、
ほとんど触れられていません。

経営の継承を、
事業承継の範囲として認識していない、
扱っていないビジネス書やセミナーすらあります。

 

でもですよ、、、

「事業承継」なのですよね。

「事業」を継承することが核です。
「経営権」の承継ではないのです。

「経営権」「社長の座」の継承なら、
先ほどのような、
税対策や株式の所有の話で充分でしょう。

実際には「経営権、社長の座」の承継は、
事業承継の一部分にすぎません。

会社は、社長の座を譲った後も、
後継者によって継続します。
社長が交代しても、事業は続けていくのです。

事業承継するあなたの事業は、
後継者に代わった後も、続いていくでしょうか?

続くだけでなく成長するでしょうか?

「それは後継者の問題、課題だ!」
とバッサリやることもできるでしょう。
後継者に任せてしまうこともできるでしょう。

 

しかし、、、

今まで経営をおこない、
事業をしてきたあなたは、
事業継承をやるのですから、
「後は野となれ山となれ」というわけには、
行かないと思いませんか?

本当のところを考えてみてくださいね。

後継者の代になっても、
事業が成長し、会社が継続することを、
望むと思うのですがどうでしょうか?

事業承継をしようと考えている今から、
事業、会社が、将来に向かって、
継続し、成長できるように、
準備をすることも、
経営者としての役割だと思いませんか?

この点を考えると、
事業承継の主たる部分は、
「事業の継続、成長のための引き継ぎ」
だと考えることができますよね。

相続税や贈与税を下げること、
株式の所有の話が、
事業承継の一部分だということは、
容易にお分かり頂けると思います。

事業が将来にわたって、
継続し、成長できるように、
どうやって引き継ぐのか?

この点が、
事業承継の主たる要素、観点、
になりますよね。

しかも、、、

これは、普通に、今まで通り、
事業、経営を行っていれば実現できるのか?
と質問をされたら、
どのように答えるでしょうか?

「はい」ですか?
「うーん、、、」でしょうか?

多くの企業が、
売り上げが伸びない、
アップしないことに、
頭を悩ませているのではないでしょうか?

競合とのシェア争いに、
疲れはてているのではないでしょうか?

今経営をしているあなた自身が、
事業の将来に不安を抱えている、
そのような状況で事業を譲れるのでしょうか?

現実に、後継者自身が、
事業、会社の将来に、
不安を抱えている状態で、
「息子だから」と継がせるのでしょうか?

このような状態で、
事業、経営を、
「後は後継者にお任せ」と、
継がせられるのでしょうか?

 

事業承継を実際に行うまでには、
3年、5年、長ければ10年を要する、
と多くの経営者が考えています。

税金対策と株式対策で、
この期間を費やして事業承継を迎えますか?

この期間に、
継続し成長する事業、会社の将来に向けて、
取り組む時間にしたら、
どのようになるでしょうか?

この取り組みは、
事業承継の後のことも含みます。

社長、経営者のあなただけが、
全部を考え、取り組むことでは、
ありませんよね。

当然、事業承継後に、
主になって活動する後継者が、
ここに加わる必要があります。

加わるというより、
最終的に、後継者が、
主になって取り組むようにします。

社長、経営者のあなたは、
今から将来の会社、事業に向けて、
変化できるように動かし始めます。

それは、社長、経営者のあなたにしか、
できませんからね。

経営承継は、
社長、経営者が準備万端整えて、
後継者に「はい」と渡すものではない、
と考えています。

経営承継は、
社長、経営者と後継者が、
ともに考え、作り上げるものです。

そして、この「経営承継」が、
事業承継の主たる部分なのですね。

社長、経営者のあなたが、
事業承継のために、
どのようなことに、
どうやって取り組むのか、
考えてみてくださいね。

今までとは異なる、
しかし実あることが、
考えられると思いますよ。

本日も最後まで読んでくださり、
ありがとうございました。

ウィズスマイル
降旗_筆サイン

 

 

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