こんにちは。
売上と社員のやる気を一度に伸ばす事を支援する
ウィズスマイル降旗(ふるはた)です。
こんにちは。
売上と社員のやる気を一度に伸ばす事を支援する
ウィズスマイル降旗(ふるはた)です。
事業承継を後継者におこないたい。
このように考えた時、
障害になることがあります。
経営者のあなたは、
後継者が会社を継ぐことを願っていても、
実現せずに、あなたはどうしようかと、
悩み続けることになります。
いわゆる「後継者問題」というやつです。
事業承継で会社を継ぐと、
後継者に意思を決めてもらうために、
経営者・社長のあなたが、
直ぐにでもやること、 取り掛かることがあります。
今回はそのお話。
後継者に覚悟を決めさせるととか、
何はともあれやらせる、
なんて話ではないですよ。(笑
旅館「澤の屋」をご存知でしょうか?
東京は谷根千(谷中、根津、千駄木)の、
谷中にある旅館です。
お客様の9割が外国の方。
外国での知名度が高く、
海外での日本旅行ガイドなどにも掲載されています。
といったら、
聞いたことがあるかもしれないと思いますが、、、
現在は、ご主人ご夫婦と息子さんご夫婦、
家族で切り盛りしています。
後継ぎ、後継者の方がいて、
一緒に経営をやっている状況ですね。
40数年前でしたか、ご主人が旅館を継ぎました。
高度経済成長を経て、 日本人の生活レベルが向上した時期。
澤の屋さんは、純和風旅館。
お部屋にトイレもお風呂もないので、
生活レベルの上がった日本人の宿泊客は減少の一途。
それにともなって、旅館の経営も下降状態。
ご主人はおくさんと、
チラシを配って歩くのですが、
経営は一向に良くならない。
ならば、外国の人を泊めよう、
と今のスタイルを始めたわけです。
生活習慣の違いから、
最初の頃は、トラブルもいろいろあったようです。
しかし今では、
日本の畳を味わいたい、
和室で布団に寝てみたいという、
外国の旅行者に人気の旅館に。
ご主人があるTV番組で、 笑顔で語っていましたよ。
「部屋が満室になるようになって、
それで息子が継いでくれて、
そこに嫁さんがきた」と。
後継者候補は、
先行きのわからない仕事は継げない、
と考えるでしょう。
将来が不安ですし、
事業のこれからに期待も希望も持てませんから、
およそやりたい、継ぎたいとは考えにくいです。
今のままの芳しくない事業を、
後継者に継がせようとする限り、
後継者は現れないし、
後継者候補は「継ぐ」とは決断しないでしょう。
後継者候補にその気になって欲しいなら、
後継者候補に現れて欲しいなら、
事業が継続し、成長する状況にする必要がある、
と思いませんか?
では、、、
事業が継続し、
成長するように変えていくのは誰でしょうか?
後継者の役割りですか?
もちろん、後継者が、
その役割の一部を担うことになると思います。
しかし、事業承継前に、
後継者をなんとかしようとしている時に、
事業が継続し、成長するように変えていく、
その主たる役割は、
今の経営者、社長のあなたです。
後継者に事業承継をするためにやっておくべきこと。
それは、、、
経営者、社長のあなたが、
今の事業が継続し、成長できるように、
変えていくことです。
継続し、成長できるように、
将来像を描き、 そこに向かって進んでいくことです。
儲かるように変えていくことです。
将来の継続と成長が後継者候補に見えた時、
「継ごう、継ぎたい」と、
候補者として意思を固めることになりますよ。
今から、事業の状況を変えましょう。
将来に、期待と希望が持てる、
そんな事業の将来像を描き、
実現するための活動を始めましょう。
後継者に事業承継をするために、
経営者、社長のあなたが、
何はともあれ、やっておくことだと思いますよ。