研修で社員は育たない!:社長の経営講座

公開日:2021/08/18

更新日:2021/08/17


こんにちは。

売上と社員のやる気を一度に伸ばす事を支援する
ウィズスマイル降旗(ふるはた)です。

営業で成果を出す。
売上を伸ばす。

このためには、
業務、仕事を行っている社員が
”成長する”こと、
”育つ”必要があります。

社員を成長させ育てる。

その解決策の一つとして
社員に研修を受講してもらって
社員に教えるということを

通じてやることだ

という風に考える

社長、経営者の方は
少なくありません。

社員の能力をアップする。

社員を育てる、成長させる方法。

これは社員研修で
実現できるでしょうか?

今回はこの点をあなたと
共有したいと思います。

社員は育たない

私も企業の役員をやってる時には、

売上をどんどん伸ばすとか
経営、事業で成果を出す。

そのためには
社員に研修を受講してもらって
もっと成長してもらおうと
考えていました。

社員には自分から
本当は学んで欲しいと

社長、経営者の方は
考えていると思います。

しかし放っておくと
社員は自分からは
学ばないということも

社長、経営者は
考えています。

実際に普通に仕事、業務をしていると
大半の社員が自分から学ぶ
ということはありません。

自分から研修を何か受講する
ということもありません。

人は教えないと育たないものです。

社長、経営者として研修をしよう、
研修を受講してもらおうと
多くの方は考えます。

それはかつての私と
同じだと思います。

あなたもこのように
考えていらっしゃいませんか?

そこで社内研修の時間を作って、
社員に受講してもらうですとか
外部の研修を社員に受講してもらう

ということを
実行しようとするわけです。

ところが社員は
会社からなかば強制的に
「研修の受講が命じられた」
と感じているものです。

「外部研修の受講を強制された」
と感じているものなのです。


補講と変わらない

ちょっと想像してみてください。

学生時代、
あなたの嫌いな教科は
何でしたでしょうか?

私は数学と物理が嫌いでした。
さらに英語があまり好きでは
ありませんでした。

「降旗先生って理系の博士でしょ。
 それなのに数学と物理が
 嫌いなんですか?」なんて
不思議がられることもありますが、
嫌いなのだから仕方がないものです。

私のことはさておき、
あなたも、例えば
数学が嫌いだったとしましょう。

「数学の補講をやるから出ろ」と
学生時代のあなたに
あなたの担任の先生が言ったとしたら
あなたはどう感じますか?

ここ(補講)に出席しても
それは嫌々ではないでしょうか。

「早く終わらないかなぁ」とか
補講中に考えていたのではないでしょうか。

そのような状況で補講を受講して、
あなたの数学の能力は
以前、補講前よりも伸びるでしょうか?

かなり難しいと思いますが
いかがですか?

「早く終わらないかなぁ」
と考えているわけですから
そこ(補講)でかなりのことを身につけて、

補講前よりもそのレベルが
かなり高くなる、
ということは
期待できないわけです。

では補講の後、
あなた自身が自ら進んで
嫌いな数学の勉強を
やるようになるでしょうか?

「それはならないよねぇ。
 だって嫌いなんだから。」

これが普通の解答だと思います。

さらに、たとえ自分から勉強しても
それはテストの前だけというのが
普通ではないでしょうか?


社会人は違う!?

企業における研修が
嫌いな数学の補講と同じだと言ったら、
あなたはどう感じるでしょうか?

「学生ではなく
 もう社会人なんだから違うだろう」
なんて考えてらっしゃいませんか?

社会人と学生と立場が違うので
その行動も異なります。

しかし、研修参加は、
社員にとっては
”会社から強制された”
という気持ちであることには

補講の場合=
学生が受ける補講の場合と
変わりはありません。

学生は補講に出ないとか、
出ても寝ているとか、
真剣に聞かずに
「早く終わらないかなぁ」
と時間を過ごす。

あるいは、
他の勉強をする。

なんていうことを
するでしょう。

一方社会人は、
研修を受講しているふりをする
ということになると思います。

そのため、
研修を受講しても
研修内容を
実務では活かせない
という状況に陥っています。

”研修受講した事実”はあっても、
実務で研修の内容を使うということは
ほとんどしません。

”受講したふり”
 なのですから
 まぁ当然と言えば
当然のことです。

育成は研修なのか?

会社、社長、経営者としては
仕事ができる社員、
今よりも成長している社員が必要。

そのために
研修で社員に教えることが必要。

このように考えています。

しかし研修で教える中身は、
社員が好んでいる内容とは限らないので、
先ほどの数学の補講と同じ状況になります。

強制的に教えれば教えるほど、
研修を受講させようとすればするほど、

研修を受講しても
実務には活かさない、活かせない
という状況になります。

その上社員は、
自分から進んでその後
学ぶようにもならない
ということになります。

研修を受講するという
お金と時間を費やして
研修受講をやればやるほど、
実務での成果は出ません。

実務は何も変わりません。

社員はますます
自分から学ぶということから
遠ざかっていきます。

社員の能力をアップする方法、
社員を育てる方法、
成長させる方法は
社員への研修なのか?
ということになるわけです。

成果を出す

研修をすべて
否定をしているわけではありません。

しかし今のようなやり方の研修で、
社員は本当に育つのか?
成長するのか?
ということです。

「でも、研修やセミナーの他に
 社員の能力を伸ばす、
 社員を成長させる方法は
 ちょっとなかなか考えつかないよ。
 後はOJTぐらいかな」

というように考える経営者の方は
少なくないでしょう。

私も以前はそう考えていました。

正直に言うと、
普通に研修を行っている、
今のような研修を行っている限り、
社員が育つことは期待できない
ということです。

社員の能力を伸ばす。
社員を成長させる。
社員を育てる。

さらには、
研修の中身を実務に活かして
経営や事業の成果につなげる。

それには、今、普通に
会社で行われている社内の研修。

外部で行われている研修の
受講の仕方とは違った方法が必要だ
ということです。

成果が出る、
今とは異なるやり方が、
研修の受講の方法にあります。

それをやるから
研修の内容を社員が実務で活かし、
経営や事業の成果に
つなげることができる。

そういう研修の受講の仕方
があるわけです。

それはどのようにやるのか
ということです。

その点は次回、
あなたと共有したいと思います。

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