こんにちは。
売上と社員のやる気を一度に伸ばす事を支援する
ウィズスマイル降旗(ふるはた)です。
こんにちは。
売上と社員のやる気を一度に伸ばす事を支援する
ウィズスマイル降旗(ふるはた)です。
息子に社長の座を譲る。
婿に会社を継がせる。
もし、あなたが創業社長、あるいは、
老舗を蘇らせた社長だった場合、
事業承継の話をすると、
周囲で囁かれることがあります。
「創業社長だし、
カリスマ性があったからよかったけれど、
後継者の息子(婿)には、
カリスマ性があるわけじゃないし。
今の社長の目の黒いうちはいいけど、
そのあとうまくやっていけるか心配だ」
なんてことです。
今、会社がここまで来ているのは、
創業社長、現社長のカリスマ性があったから。
だけど、後継者には、
カリスマ性のかけらもない。
だから、事業承継のその先が心配だ。
などと、いらぬ心配をしてくれるわけです。
では、本当に、
後継者がカリスマになることは、
できないのでしょうか?
「カリスマ」って何でしょう?
ウィキペデアによると
一部の人々が持つ、他の人々を引きつけ感銘を与える強力な個人の性質
(出典:Oxford Advanced Learner’s Dictionary)
一般的には、特定の人物に宿る特別な能力や資質をあらわす概念
(出典:井上順孝編 『現代宗教事典』 弘文堂)
人々を引きつけたり信服させるある種の人格上の特質や魅力を指す
(出典:『ジーニアス英和大辞典』大修館書店)
これが言語上の意味合い。
今取り上げているカリスマは経営者、社長のこと。
社長をやっている、
会社を経営しているというだけで、
一般の社員やパートさんからは、
「ある種、特別な人」に祭り上げられます。
それだけでカリスマ性は多少なりともあります。
実社会では、このカリスマ性によって、
社会的な支配関係が構築されていると考えるようです。
「社長が会社を経営しているという、
非日常的な能力に対する一種の信頼、信仰」
によって成立する支配的関係を指し、
カリスマ社長の「啓示力や英雄性に対する崇拝」に基づく関係です。
経営上の勝利および成功、
最終的には会社を容易に継続維持することによって、
そのカリスマ的な能力を実証し、
社員のカリスマ的信仰心を導き出していると言えます。
社長、経営者のカリスマ性を、
経営者に宿る特別な能力や資質ととらえると、
「カリスマ性を身につけろ!となっても、
後継者には難しいわな」と思えてしまいます。
何しろ、後継者は頼りないですからね。(笑
しかし、会社経営における、
経営者、社長としてのカリスマ性には、
もうひとつ、別の側面があります。
経営者の決断、指示で、
経営者と社員が共に成功の道を歩んできた、
という成功体験を経て、
そこに社長のカリスマ性と、
カリスマ性支配が生まれています。
「社長の言った通りにやったら成功した。」
「社長の指示でやったら、
売り上げが伸びた。給料も良くなった。」
「会社が順調に成長している。
これからも続いていけると思える。」
「さすが、社長だ。
考えも私たち社員への指示も的を射ていて、
成果につながっている。」
この感情、経験を社員がすることで、
経営者がカリスマになっていくと言えます。
だからと言って、
今の経営者、社長のあなたが、
経営、事業において連戦連勝!なんてことはないわけです。
通常は、事業における打率は1割程度。
しかし、社長としての社員に示す考え、指示に、
自信が伴っているから社員からの信頼に結びつきます。
社長の指示によって少しでも結果が出ることで、
社長は社員たちには及ばない、
特殊な能力を持っていることになります。
この繰り返しと積み重ねで、
先ほどのような、
「社長は違う!さすが社長だ!」
という感情が芽生え、
カリスマ的支配関係ができていきます。
ということは、、、
経営者としてのカリスマ性は、
後天的に身につけ、発揮することができます。
今の経営者のあなたにカリスマ性が弱くても、
これからカリスマ性を強めることができます。
後継者に、
あなたのようにカリスマ性が強くなくても、
これからやりようによって、
社員に対してカリスマ性を持つことができます。
後継者にはカリスマ性がないのではありません。
後継者が、
社員にカリスマ性を感じさせる機会がない。
カリスマ的支配関係を構築する時間が短い。
そのためにカリスマ性がないと見られているだけです。
では、どうやると、
経営者はカリスマ性を身につけ、
発揮できるのでしょうか?
後継者は、どうやれば、
カリスマ性のある経営者のあなたから、
事業引き継ぎ、社員から頼りにされ、
信頼されるカリスマ的支配関係を作れるのでしょうか?
少し長くなりました。
続きは次の 後継者が「カリスマ」に変わるために にて。