「できる」と思わないから決断できない

公開日:2015/09/16

更新日:2019/04/16


こんにちは。

売上と社員のやる気を一度に伸ばす事を支援する
ウィズスマイル降旗(ふるはた)です。

「ハガレン(鋼の錬金術師)」に関する話をしてきました。
参照:
経営者・後継者は先に出しましょう!
当たり前なのに経営者・後継者がやらないこと

 

漫画、アニメでも、
結構奥深いことがテーマなんですよね。
バカにしたもんじゃぁありません。

「ハガレン」の何の話をしてきたのかって言うと、
「等価交換」の話と「先に出す」ってことでした。

今日は、
とは言っていても、
「先に出せない」理由について。

 

日頃から、私たちは、
当たり前のように先に出して、
同等かそれ以上の価値を手に入れています。

スポーツでレギュラーになることも、
受験勉強をして志望校に合格することも、
物を買うときも食事をするときも、

全てで先に出して、
その対価を手に入れています。

しかし、、、

ビジネスになると先に出せないです。
なんでも無料を求めようとします。

だからうまくいかないんです。

だってですよ、
通常の法則から逸脱しているんですから。

無料を求めるということは、
等価交換が成り立たないですから。

無料と同じように、
安い物を求めることも同じです。

なぜこうなってしまうのでしょうか?

私もかつて、
そうだったからわかるんですけどね、、、

知人との話の続きです。

 

彼「損するというリスクじゃない、
別の理由ってことですか?」

降「そう。別の理由ね。」

彼「それって、、、
なんか想像つかないんですけど。」

降「そう?えっとね、、、

自分に力がないから、
自分に力があると思えないから、
なんだよね。」

彼「自分に力がないって、、、
どういうことでしょうか?」

降「食べるとかは、
プロが作ってくれるから、
普通はそこそこ以上の味でしょ。」

彼「はっ、はぁ。」

降「スポーツの練習とか受験の勉強とか、
ビジネスならサポートしてもらうとか、
教えてもらって学ぶとか、あるでしょう。」

彼「えぇ、ありますね。」

降「例えば、スポーツだと、
厳しい練習をしてでもレギュラーを取ろう、
俺ならレギュラーを取れるぞ、
という力が自分にあるって、信じていないだよね。」

彼「えっ、、、それって、、、
自分を信じていないってことですか?」

降「簡単に言うとそうなんだけどね。

先に出しても、
それ以上の対価を自ら得ようという真剣さと、
対価を手にするだけの力をつけるとか、
力があるって思っていないんだよね。」

彼「自信がないってことですか?」

降「自信がないっていうより、
先に出すことで、
自分でなんとか必要な物を手にしよう
って考えていないことかなぁ。」

彼「自分で手に入れる、、、ですか?」

降「厳しい言い方だけど、
相手になんとかしてもらおう、
っていうちょっとした甘えがある、
っていうことが少なくないんだ。

うまくいかないと、
教え方が悪いとか教えられた内容が悪い、
とかって言うことが、
少なくないんじゃないかなぁ。」

彼「あっ、、、厳しいですね。」

降「厳しい練習をサッカーでしたんだよね。
そのとき、厳しい練習をしていれば、
レギュラーにしてくれる!
なんて思っていた?」

彼「そんなことは思っていませんよ。」

降「じゃぁ、どんな風に思っていた?」

彼「厳しい練習をして、上手くなって、
チームに必要な選手として認められて、
それでレギュラーを取るぞ!って。」

降「厳しい練習をやるやらない、
じゃないんだよね。

自分で手に入れるぞ!って、
そして自分はできるぞ!って、
思っていたよね。」

彼「そりゃもう、、、
じゃなきゃ、あの厳しい練習、
やれなかったと思いますよ。」

降「でしょう。一緒だよ、一緒。

自分でなんとかする。
自分ではなんとかできる。
そのために必要なことをやる。

そう思っていれば、
必要だと考えることについては、
先出しすることをやる?やらない?
というと、、、」

彼「それは、やりますよね。」

降「でしょ。

自分でなんとかするだけの力がある、
って思えていないから、
先出しすると損するかも!
ってことになって、できないんだよね。」

彼「それはわかりますけど、、、
損しちゃう可能性は、
どうしてもあるわけで、、、」

降「そりゃ、あるよ。
それをどうとらえるかだと思うけど。」

彼「どうとらえるか、、、ですか?」

降「損するってことは、
自分で価値を手にできなかった、
ってことでしょ。

ある部分で力不足だった、
ってわかるわけだよね。

それは得る物があった、
ってことじゃないかな。

不足の部分の力を強めれば、
次には価値を手に入れることが、
できるわけだから。」

彼「それはそうですけど、、、
痛い目は見るわけですよね。」

降「力不足を思い知らされる、
って意味ではそうだよね。

でもね、考えようによっては、
足りない部分がわかるんだから、
こんなにありがたいことはないでしょう。

もし足りないことがわからなければ、
成果が出なかった今までを繰り返して、
ますます成果が手に入らないわけ。」

彼「そうか、、、」

降「しかも、たちが悪いことに、
何が力不足なのかがわからない。
だから、いつまで経っても、
わけも分からず同じミス、過ちを、
繰り返すことになるわけ。

そしてボヤくんだよね。
こんなに一所懸命にやっているのに、
なぜ何も変わらない!ってね。」

彼「耳が痛いです。。。」

降「大丈夫だよ。(笑
私も以前はわからなかったから。

上手くいかなくって、どうして?なぜ?って、
思い悩んでいたからね。

でもね、まずは先出し!
って考えてやるようになったらね、
見えてくる物が違ってきたからね。」

彼「でも、、、そうなんですけど、
損することがないわけじゃぁないから、
そこはどうしても考えると思うんですよね。」

降「合わないとかってことでしょ。
だから保証がついていることが、
少なくないんじゃないの?

本当に合わないとか、
役に立たないって思うなら、
保証を使えばいいんだよね。」

彼「えっ、使っていいんですか?」

降「当然だよ。
使う人がいる前提で、
保証を提供しているんだからね。」

彼「使っていいんだ。
そうなると、ちょっと気がラクです。」

降「でしょ。
真剣に取り組むと考えるなら、
合わない、役に立たないことは、
保証を用いればいいだけのことだよ。

重要なことは、
自分自身で価値を本当に手に入れる、
手に入れられる、
って考えられるかどうかだよね。」

彼「自分で手に入れる!ですね。

部活とか受験とか考えても、
上手くいかなかった時って、
自分でなんとかしようって気持ちが、
弱かったかも。

それと同じってことか、、、」

降「そういうことだよ。

日頃の生活も、ビジネスも、
根本は同じなんだよね。

だってね、同じ人間が、
やっていることだからね。」

 

与えてもらうのではなく、
自分で価値を手に入れる。

そう考えられるなら、
等価交換の先出しの考えで取り組むと、
結果が手に入ると思いますよ。

しかし、

もし自分で手に入れる、
という考えに至らないなら、
やめることは仕方がないです。

というより、
やらないほうがいいでしょうね。

どんなに素晴らしい価値を、
相手が見せてくれたとしても、
あなたが手に入れることは、難しいからです。

今日はちょっと、
厳しい内容だったかもしれません。

ただ、同じことを、
私自身も経験してきました。

先出しできずに、
やめたこと、躊躇したこと、
数限りなくあります。

でも、等価交換の先出しに考え方を変えた時、
世界が変わって見え始めました。

その経験も踏まえて、
「彼」と話をした次第です。

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