経営者・後継者に必要な資質とは?

公開日:2015/09/25

更新日:2019/04/16


こんにちは。

売上と社員のやる気を一度に伸ばす事を支援する
ウィズスマイル降旗(ふるはた)です。

雨が降り、急に寒い1日になりました。
体調は大丈夫でしょうか?

川島なお美さんが胆管癌で昨晩死去。
北斗晶さんは乳がんで手術。
阪神の中村GMが心臓発作で死去。

急に天候が変わると身体の調子が狂います。
身体が悲鳴をあげます。
体調には気をつけましょうね。

 

さて、、、

 

経営に対する社員の意見を、
アンケートなどで集計することが、
ちょっと流行っているようです。

多くの企業がやっているアンケート調査を、
やらされたことがあります。

自分の上司や経営者の仕事に関する方針説明とか、
仕事への指示の状況、
コミュニケーション状態などを、
アンケートで調べて数値化するものです。

結果はそれぞれでしょうから、
一概に、なにがどうだ、
とは言えませんけれどね。

まぁ、あえて言うと、
何を持って5点満点の3点とみなすのか、
それが答える社員任せなので、
数字にどれほどの意味があるのかなぁと、
疑問には思っています。

同じ3点でも、
社員によって評価内容が違うでしょうから、
「3点だから平均より良い!」
なんて喜べないと思うんです。

推移を見るにしても、
何を3点で評価した、
なんて意外にも覚えていないもので、、、(笑

 

点数やその推移はちょっと脇に置いて、
どのような状態が悪い事象として上位に出てくるか、
あなたはご存じでしょうか?

多くの場合、次のような項目が上位を占めます。

  • 会社、事業の方向性がわからない。
  • 会社、事業の明確な戦略が示されていない。
  • 情報伝達、意志疎通ができていない。
  • 指示、命令されるばかりで、背景も理由もわからない。
  • 朝令暮改はわかるが、なぜ変えるのか理由がわからない。

何年経っても同じようなことが、
毎度毎度、示されています。

これらの項目を見ていると、
経営者の重要な役割・事項が、
ハッキリとわかってきます。

  • 会社、事業の目的、使命、将来像を明らかにする。
  • 目標を掲げる。
  • 社員にわかるように伝える。
  • 社員が行動できる状況、状態にする。

これができることが、
経営者・社長、後継者には必要になります。

では、これらができれば、
経営者・社長、後継者としてOK!
なのでしょうか?

この役割・事項と同等か、
あるいはもっと重要な、
役割・資質があると思います。

そして、多くの経営者・社長、後継者が、
実際のところ、できずにいることです。

それは、、、

意思決定、決断ができること

です。

経営・事業の目的、使命、将来像を掲げたとします。
目標を設定したとします。

実際に経営や事業がおこなわれると、
環境の変化、ビジネスの変化が発生します。

その時に、
掲げた目的、使命、将来像の実現のため、
どのような意思決定をするのか。

目標の達成に対して、
どのような決断をするのか?

この意思決定、決断が、
スパッと短時間でできるかどうか。

社員、従業員、パート、アルバイトさんは、
実にこの点をよく見ています。

  • なんとなく先延ばしにしてしまう。
  • 本来の目的や使命を覆すことをやろうとする。
  • 別に検討するなどとして、そのうちにうやむやにしてしまう。

実際には、こんなことを平気でやっている、
ということが少なくないのです。

私もかつて事業承継を受けた時、
最初のころ、これをやってしまっていました。

都合よく物事を解釈して、
都合のよいやり方を選んでしまいました。

「別途検討」という便利な言葉で、
意思決定を先延ばしにしてしまいました。

社員がついてこなくて当然でした。
指示してもやらないのは、これも当然。

社員は少し不信感を持って、
私のことを見ていたのだと思います。

意思決定を変えるようになってから、

  • 社員の返事が変わっていきました。
  • 行動が変わっていきました。
  • 質問をしてくるようになりました。
  • 相談に来るようになりました。
  • 結果を報告するようになりました。

意思決定、決断に、
社員から見てもわかる「筋」を通しましょう。

先延ばしにせずに、意思決定、決断をしましょう。

会社・事業は、あなたが船長の船です。
社員、従業員、パート、アルバイトさんは、
その船に乗る船員です。

荒れ狂う海を前にして、
決断できない船長だったら、
船員はどんな気持ちになるでしょうか?

「船長の俺は先に逃げるからな」
なんて言っていたら、
どんな風に思うでしょうか?

ちょっと考えてみてくださいね。

 

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