経営者、後継者にとって、優先順位づけよりも大事な基準

公開日:2015/10/01

更新日:2019/04/16


こんにちは。

売上と社員のやる気を一度に伸ばす事を支援する
ウィズスマイル降旗(ふるはた)です。

経営・事業をおこなっていると、
やること、やらなければならないことが、
山のようにあります。

ちょっと考えるだけでも山のように出てきます。

やること、やらなければならないことは、
実際に実行する必要があります。

実行をして、ある期間の中で、
結果・成果を出す必要があります。

山のようにあることを実行しようとすると、
必要な社員の数、お金、割く時間など、
経営資源といわれるものに、
限りがあることにぶち当たります。

何でもかんでもできるほど、
潤沢に社員や、お金や時間がある、
というわけにはいかないのです。

経営資源には上限があって、
その限られた資源の中で、
やること、やるべきことを効率よく実行すること
が求められるのです。

だから、簡単ではないのです。
えい!やっ!とは、できないのです。

では、どうしたらよいでしょうか?

やること、やらなければならないことの、
たくさんのリストの中から、
実行する項目を選ぶことです。

すべての事をやろうとすると、
限られた資源を、いろいろな事柄に、
分散投資することになります。

その結果、
どれもこれもが中途半端になります。
どれも結果、成果がでることなく、
時間だけが過ぎます。
これを避ける必要があります。

「ならば、
やることに優先順位をつければ、
それで十分なんじゃないの?」
と、あなたは思ったかもしれません。

「優先順位をつける。」

一見わかりやすいんですが、
こんなことを考えているから、
いろいろがどっちつかずになって、
時間だけが過ぎていくことになります。

こんな甘っちょろいことを言わずに、

取捨選択しましょう!

ということです。

「優先順位付け」は、
たくさんの中からどれを順番にやるのか、
他のモノより先に扱うモノを決める事です。

「取捨選択」は、
たくさんの中から、
必要なモノを選び取り、不要なモノを捨てることです。

経営・事業において大切なことは、
「やること」を選びだすと同時に、
「やらないこと」を選び決めることです。

優先順位がどうこうではなく、
やることを決めると同時に、
やらないことを決めましょう、
ということです。

そして「やらない」と決めたことはやりません

「やる」と決めた事を実践し、結果が出たあと、
再び実施する項目を取捨選択するときに、
必要と考えるなら、
選択する対象に加えるだけです。

そして取捨選択の判断を、またするだけなのです。

私たちの経営・事業では、
「やらない!」ことは、なかなか決めません。

「やること」があるから、
「やらないこと」なんかいらない、
と考えているのです。

しかし、

「やらないこと」を決めていないから、
適切ではないことをやってしまうのです。

例えば、、、

通信販売の収益が、
いろいろやっても予算に達さない。

通信販売の送料は、今まで自社もちだった。
収益が伸びないから、
送料を取るようにいきなり代えちゃいます。

あるいは、
配送方法を費用のかからない方式、
(例:宅配便をメール便に代える)
に突然代えることをします。

送料について、
やらないことを決めていないから、
簡単にそれまでの考えを覆してしまうのです。

このようなことは、
経営・事業で行われていることは、
少なくないとことです。

優先順位も重要ですが、
もっと重要なことは、
やることを取捨選択し、
やらないことを明らかにすることです。

やらないことは本当にやらない。
安易にやることにしてしまわないことです。

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