こんにちは。
売上と社員のやる気を一度に伸ばす事を支援する
ウィズスマイル降旗(ふるはた)です。
こんにちは。
売上と社員のやる気を一度に伸ばす事を支援する
ウィズスマイル降旗(ふるはた)です。
経営者・社長の方は、
今の事業の売上をアップし、成長を図るため、
後継者の方は、
承継した事業を継続し、さらに成長させるために、
経営戦略、経営計画を策定すると思います。
このとき、最初の作業のひとつとして、
会社、事業の『現状分析』をすることが推奨されます。
多くの経営戦略や中期経営計画に関する書籍やセミナーでも、
その実施プロセスの解説では、
最初の段階で、必ず『現状分析』をおこなうことが
記載されています。
正直に言います。
『現状分析』から始めてはいけません!
「会社や事業の現状が判らなければ、計画ができないじゃないか!」
あなたはこの様に反論するかもしれません。
例えあなたの反論があったとしても、
声を大にしてもう一度言います。
『現状分析』から始めてはいけません!
『現状分析』からスタートして、
経営戦略、経営計画を一所懸命検討したとしても、
という状況になります。
あなた自身、現状分析からスタートして、
経営戦略、経営改革を検討した後、
その成果物ができあがったとき、
このような気持ちになったことはないですか?
1年後、2年後、中期計画の区切りの3年後、
計画通りにはあまり進まなかったなぁ〜。
実施したけれど、成果はでたのかわからないな〜。
業績への成果は、、、どうだったのだろう?
このように感じたことが、
あなたにもありませんでしたか?
以前、経営・事業戦略、経営・事業計画を、
実際に作成したとき、
私自身が先ほどのような虚無感に襲われました。
なぜこのようになったしまうのでしょうか?
その原因の一つが、
経営戦略、経営計画の策定を、
『現状分析』からスタートした事に起因しています。
▪︎ 不満が噴出
『現状分析』として、売上などの数値データの収集。
業種・業界を取り巻くマクロの状況を集め、分析します。
それと同時に、
会社・事業の状況を明らかにするために、
社員からのヒアリング、意見収集を行いますよね。
その結果、どのような中身が集まるでしょうか?
の様な内容が多いでしょう。
『現状分析』というと、
事業がうまく行っていない、
成果がでていない問題点、課題事項の収集、
と捉えている場合が少なくありません。
故に、上述の例のような内容が、
問題点、課題点として社員から出てきます。
一方、業績が芳しくないと、
事業において得意なところ、良いところ、については、
社員があまり意識することがありません。
当たり前と感じてしまっています。
それよりもうまくいかないことをなんとかしたいと考えます。
そのため、
社員からの意見として、得意なこと、良いところが、
出てくることはほとんどありません。
この状況なので、
社員から収集した意見を整理すると、
社内のマイナス要素ばかりが並ぶことになります。
このような内容がズラーッと並んでいたら、
経営者・社長、後継者や、どのような気分になるでしょうか?
こんなに問題点ばかりなのか、、、
こんなこともできていないんだ、うちは、、、
制度とか仕組みとか、なんか面倒なことばかりだな〜、、、
こんな気持ちが渦巻くばかり。
経営者・社長、後継者の意欲が、
萎えることはあっても、高まることにつながりませんよね。
同時に、意見をだした社員の意欲はどうでしょうか?
よっし、解決して業績良くするぜ!という気持ちになるのか?
というと、かなり難しいでしょう。
マイナス要素ばかり出した時に、
その人の意欲が高まることはありませんから。
社員の気持ちが暗くなり、意欲が高まらない。
経営者・社長、後継者も、
社員も経営・事業に関係する人が皆、暗くなるばかりです。
これでは業績が良くなる方向へは向かいません。
だから安易に『現状分析』から入らないほうがいいですよ。
さらに『現状分析』を最初にやって、
経営戦略、(中期)経営計画の検討を行うと、
経営戦略、(中期)経営計画の中身にも、
重大な影響を及ぼします。
それは何かというと、それは次の
現状分析はやるだけ損! にて。