こんにちは。
売上と社員のやる気を一度に伸ばす事を支援する
ウィズスマイル降旗(ふるはた)です。
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前回「経営戦略、経営計画とはなにか?」の中で、
経営戦略、(中期)経営計画の中身について触れました。
経営戦略、経営計画の中身が明らかになってきたことで、
次に『経営戦略』が必要かどうか?
この点について考えて見ましょう。
結論から言うと、絶対に必要です。
しかし、必要ではありません。
「えっ、何を言っているのかわかっていますか?」
と言われそうですね。
はい。何を言っているのかよくわかっています。
順に説明しますね。
Googleで『経営戦略』の必要性について調べてみると、
次の様な内容が出てきます。
「経営戦略の必要性」について議論する際に、
よく出てくるのが時代の移り変わりについての話です。
「戦略がなくても勝てた時代」から、
「戦略がなければ勝てない時代」に時代は変わっているのだと。
「勘と経験に基づいた経営」から「戦略的思考に基づいた経営」が求められる時代になっている。
AllAbout:専門家に聞く 経営戦略の必要性」より(現在該当ページは削除されています)
『経営戦略』の必要性を、この内容で説明しきれているのでしょうか。
『経営戦略』には、
を十分検討することが必要だと、
前話経営戦略、経営計画とはなにか?で示しました。
なぜ、経営の目的、経営目標、行動の目的、
資源配分、実施しない事項の充分な検討
がポイントであり、必須なのでしょうか?
このようなことで経営者が悩むことは多いでしょう。
『経営戦略』は、このようなときに、
判断・決断を下し、施策を考えるときの
「拠り所・判断基準」になります。
「拠り所・判断基準」がなければ、
適切な判断・決断、施策の検討ができず、
経営はその場その場の対応と
状況への反応を繰り返します。
これは、迷走につながり、
成果が出ない状態を増すことはあっても、
減少することにはつながりません。
そうして、毎年毎年、
同じ目標を掲げ、達成できない年月を繰り返し、
経営者は「ただ経営に疲れていく」ことになります。
経営目標の達成どころか、
経営目標に近づくことも「夢のまた夢」です。
『経営戦略』は経営者に必要なだけではありません。
『経営戦略』は、社員が業務をおこなう際の
判断基準にもなります。
・業務上、実施しようと考えたとき
・施策として考えついたとき
・施策の展開を考えるとき
考えついたことを実現することが、
『経営戦略』が適切に社員に伝わり、理解されていれば、
社員は業務をおこなう際に判断をすることができます。
「勘と経験」に基づいていても、
それが明確な判断基準になるならば、
それはそれで良いでしょう。
ただ、種々の要素が複雑に絡み合うことが多く、
それに沿って多くの社員が業務をおこなう必要があるので、
論理的かつ明快に組立てられた
『経営戦略』を判断基準として活用することが
必要になるのです。
「それならば、『経営戦略』は必須じゃないか!」
そうです!『経営戦略』は必須です。
しかし、次のような『経営戦略』ならば、
逆に不要です。必要ありません。
なぜなら、
経営戦略を作ったとしても、
この状況で出来上がった中身は、
「拠り所、判断基準」にならないからです。
この様な場合は、経営戦略は必要。
しかし、判断基準にならないならば、
その様な経営戦略は不要。
あるだけ混乱を招くことになります。
では、
「うちには『経営戦略』がある。
しかし、「拠り所・判断基準」になる
『経営戦略』とはいえない」
という風に考える、感じている
経営者・社長がいらっしゃるでしょう。
なぜ、この様な経営戦略になってしまっているのか。
その理由については次回以降にて。