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事業承継における
「経営承継と後継者育成」実現士
降旗 利弥

前回「経営者・社長、後継者へ!
経営戦略、経営計画ってなに?
」の中で、
経営戦略、(中期)経営計画の中身について触れました。

経営戦略、経営改革の中身が明らかになってきたことで、
次に『経営戦略』が必要かどうか?
この点について考えて見ましょう。

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結論から言うと、絶対に必要です。
しかし、必要ではありません。

「えっ、何を言っているのか
わかっている?降旗先生!」
と言われそうですね。

はい。何を言っているのか
よくわかっていますよ。
順に説明しますね。

Googleで『経営戦略』の必要性について調べてみると、次の様な内容が出てきます。

「経営戦略の必要性」について議論する際に、
よく出てくるのが時代の移り変わりについての話です。

「戦略がなくても勝てた時代」から、
「戦略がなければ勝てない時代」に時代は変わっているのだと。
「勘と経験に基づいた経営」から「戦略的思考に基づいた経営」が求められる時代になっている。
AllAbout:専門家に聞く 経営戦略の必要性」より

『経営戦略』の必要性を、この内容で説明しきれているのでしょうか。

『経営戦略』には、

  • 経営の目的がある。
  • 経営の目標がある。
  • 経営の目的、目標を実現するために、「会社として」おこなう行動が何であるかが示されている。
  • 「会社として」おこなう行動の目的が明らかになっている。
  • 行動を起こすには、資源(ひと・もの・かね)が必要になるので、その経営資源を、どこにどのくらい配置・配分するか決められてる。
  • 行動には優先順位付けがなされるが、同時に(重要なことは)、実施しない(切り捨てる)行動が明確になっている。

を十分検討することが必要だと
経営者・社長、後継者へ!経営戦略、経営計画ってなに?で示しました。

なぜ、経営の目的、経営目標、行動の目的、資源配分、実施しない事項、
の充分な検討がポイントであり、必須なのでしょうか?

 

  • 具体的施策がうまくいかない、成果がでない
  • 実施する施策が適切かどうかを判断しなければならない
  • 環境が変化し、どのように対処するか考えなければならない

このようなことで経営者が悩むことは多いでしょう。

『経営戦略』は、このようなときに、
判断・決断を下し、施策を考えるときの「拠り所・判断基準」になります。

「拠り所・判断基準」がなければ、
適切な判断・決断、施策の検討ができず、
経営はその場の対応と状況への反応を繰り返し、迷走し、成果もでません。

そうして、毎年毎年、同じ目標を掲げ、達成できない年月を繰り返し、
経営者は「ただ経営に疲れていく」ことになります。

経営目標の達成どころか、経営目標に近づくことも「夢のまた夢」。
『経営戦略』は経営者に必要なだけではありません。

『経営戦略』は、社員が業務をおこなう際の判断基準にもなります。

・業務上、実施しようと考えたとき
・施策として考えついたとき
・施策の展開を考えるとき
考えついたことを実現することが、

  • 『経営戦略』を実現するために必要なのか?
  • 『経営戦略』を実現することにプラスに作用するのか?
  • 『経営戦略』の実現を妨げないのか?

『経営戦略』が適切に社員に伝わり、理解されていれば、
社員は業務をおこなう際に判断をすることができます。

「勘と経験」に基づいていても、それが明確な判断基準になるならば、
それはそれで良いでしょう。

ただ、種々の要素が複雑に絡み合うことが多く、
それに沿って多くの社員が業務をおこなう必要があるので、
論理的かつ明快に組立てられた『経営戦略』が必要になるのです。

「それならば、『経営戦略』は必須じゃないか!」

そうです!『経営戦略』は必須です。

しかし、次のような『経営戦略』ならば、逆に不要です。必要ありません。

  • 経営の目的がわからない
  • 経営目標がよくわからない
  • 行動の目的がよくわからない
  • 経営資源の配分がよくわからない
  • 実施しない事項が明らかになっていない

なぜなら、「拠り所、判断基準」にならないからです。

「経営戦略は、、、やはり必要なんだね。
うちにも『経営戦略』はあるよ。
しかし、「拠り所・判断基準」になる『経営戦略』とはいえないなぁ〜。
なぜ?」

こんな風に考える経営者・社長、後継者はいらっしゃるでしょう。

その理由については次回以降にて。

本日も最後まで読んでくださり、
ありがとうございました。

ウィズスマイル
降旗_筆サイン

 

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