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事業承継における
「経営承継と後継者育成」実現士
降旗 利弥

経営戦略で必ず出てくる言葉、
「強みと弱み」について考えてきました。

一体何を基準に、「強み」と判断できるのでしょうか?
あるいは「弱み」とすることができるのでしょうか?

この点について、4回にわたり説明してきました。
参照:
経営者・社長、後継者が言う「強み」ってなんだ?
「強み」の判断で経営者・社長、後継者が使う基準
「強み」でない事柄は「弱み」って本当?
経営者・社長、後継者が「弱み」と決めるポイント

 

これで、「強み」「弱み」に該当する事項はバッチリわかる!
ということでいいでしょうか?

大事なことにまだ触れていないのですが、、、
大丈夫ですか?

「強み」「弱み」を考える上で、大事なこと。

例えばSWOT分析をやるときにも、
この大事なことを忘れている場合がとても多いです。

「強み」を活かす戦略を考えるときも、
「弱み」を取り除く戦略を考えるときも、
この大事なことをすっかり忘れていることが多いです。

それは、、、

「強み」と考えていることが、
実は「弱み」に変わる場合がある、ということです。

逆に、「弱み」が「強み」に変わることもある、ということです。
「えぇ!そんなことあるの?」って思いましたか?

このような逆転は、いくらでも起こりえることなのですね。

「強み」、「弱み」に該当する事項を選択するときの基準の記事でも、
ずっと触れてきたのですが、、、

気づかれたでしょう!

「強み」、「弱み」に該当する事項を選ぶ際、
現在の事業のやり方、ビジネス構造、スキームが前提になっていましたよね。

今のやり方をそのまま続けるなら
今の「強み」は「強み」のままとなる可能性が高いです。
今の「弱み」は「弱み」のままである可能性が高いです。

事業の提供価値を考えたとして、
今の事業のやり方、ビジネス構造、スキームを変えることは、
当たり前のように発生することです。

あるいは、会社を取り巻く外的要因(法律、経済環境とか)が、
変わることもありえることです。

例えば、
現在、直販が売上比率の8割を占めているとして、
そのビジネスのやり方を継続するとしましょう。

今「強み」と考えらえる事として、
新規客の集客方法、営業マンの数、営業マンのスキルが強みだとしますよね。

今のまま直販を主たる販売経路にするなら、
今の「強み」はそのまま、更に活かすような手を講じます。

ところが、事業の提供価値を考えた場合、
ビジネスのやり方で間接販売の比率を高める、直販より間接販売を増やすとしたら、、、

ビジネスの方法は全く異なってしまいます。

今までの新規集客方法は「強み」ではなくなります。
集める対象が「エンドユーザー」から「販売代理店」に変わってしまいます。

間接販売の営業マン数は、今はゼロだとすれば、
それは「弱み」に転じてしまいます。

「直販から間接販売に転換するなんて、考えなければよい。
経営資源を考えてもありえない。」
こんな意見もあるでしょう。

それは、今を前提として勝手な理屈かもしれません。

事業の価値、その価値を実現する方法、
会社を取り巻く状況、競合の動向などを考えたら、
直販から間接販売に移行しなければならないと決断することは起こりえることですよね。

会社・事業の将来像は、
自分達の意思だけで決められる部分と、
顧客の要望を取り込んだ事業の価値、あるいは取り巻く環境動向など、
外的部分を加味しなければならない点があります。

この点は、忘れてはいけないし、避けては通れないところです。

だから、「強み」も「弱み」も、
わかったからといって安心はできないって事です。

目指す事業の提供価値、それを実現する将来の姿を重ね合わせたとき、
「強み」が将来も「強み」なのか?
「弱み」が実は「強み」になるのではないか?

そこまで考えなければなりませんね。

従来の「強み」「弱み」および、それを用いた経営戦略の思考では、
「強み」「弱み」が変質する点には触れていません。

これ、実際に経営戦略についてよっく考えていると、
「おかしい!」って気づくポイントなんです。

是非、あなたは注意して「強み」「弱み」を捕らえてくださいね。

本日も最後まで読んでくださり、
ありがとうございました。

 

ウィズスマイル
降旗_筆サイン

 

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