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事業承継における
「経営承継と後継者育成」実現士
降旗 利弥

「優先順位付け」をするときには、
いろいろ考えて優先順位をつけてはいけないいですよ、
ということを前回お話ししました。

参照:経営者・社長、後継者の方へ!どうやって優先順位付けする?

会社のみんなが、
同じ方向を向くための「判断基準」に照らし合わせて、
「優先順位付け」をするのでしたね。

で、前回の残りの課題は、
会社みんなが同じ方向を向くための「判断基準」が何なのか?
という点でした。

今回は、この点についてです。

会社のみんなが同じ方向を向くための「判断基準」。

それは、
中期経営計画・経営戦略、さらに当年度で詳細化した当期の経営計画
これが「判断基準」になります。

何事も、中期経営計画・経営戦略、当期経営計画と照らし合わせ、
この内容を実現する事項は優先順位が高くなります。
逆に、実現に関係が薄くなるほど、優先順位は低くなります。

優先順位が低くても、直ぐにやらなければならないこと、ありますよね。
お客様からのクレーム対応とか。。。

当然、これは「実行」面での優先順位は上げないといけません。
但し、かける時間、投入する資源は、よく考える必要があります。

・本当にその資源をその時間投入するのか?
・他の優先順位の高い事項へは影響が無いのか?
・もし他の高優先順位の事項に影響が出る場合、どうやってリカバリーするのか?

中期経営計画・経営戦略、当期経営計画と照らし合わせて、
優先事項が低い、しかし直ぐやるべき事項の実施を決めるには、
ここまで考える必要があります。
それもスピーディーに!

ところが、多くの場合、
経営計画・経営戦略と照らし合わせることなく、
重要と考えられ、かつ直ぐやることを優先して実施してしまいます。

その結果、一年経つと経営計画・経営戦略において優先すべき事項が、
なにもできずに終わってしまうのです。

一年経っても何も実行できない理由がここにあるわけです。
では、なぜ優先順位を勘違いしてしまうのでしょうか?

実施事項の優先順位付けは、
重要度と緊急度のマトリクスで判断するように、
一般に教え込まれています。

重要度が高くて、緊急度が高いものは、優先順位がとても高い。
重要度が高くて、緊急度が低いものは、優先順位がやや高い。
重要度も緊急度も低いものはやらない。

最近は、重要度が高く、かつ、緊急度が低い事柄の方を、
優先すべきだという意見もあります。
(こちらが主流になりつつあるかもしれませんね。)

さらには、緊急度は、自身・自社にとっての緊急度か、
相手・他社にとっての緊急度かを勘案するんだ、
というような意見もあります。

なんかおかしいと思いませんか?

緊急のことなら、
重要云々に関係なく、やる必要があります。
なにしろ「緊急」なのですから。

その緊急度が、相手の都合だろうが、自身の都合だろうが、
そんなことは関係ありません。
緊急なのですから、すぐにやることでしょう。

それなのに、重要度がそこに関係してくるとうのは、
なんとも解せないし、わかりにくいと思いませんか?

そもそも、緊急かどうかは、
仕事の中身の重要度と少なからず関係していると思いますよ。
仕事の重要度から鑑みて、「緊急だ!」と判断するのでしょうから。

緊急、急ぎの対応が必要と判断したなら、すぐに対応すべきですよね。
重要度との兼ね合いを考える必要はないでしょう。

ということは、仕事の優先順位は、
そもそも仕事の重要度を基準に判断すべきだ、ということになります。

しかし、重要度を図るものに何を据えるかを、実際には誰も言いません。
単に、仕事の重要度から判断すると言っているだけです。
だから、誰も優先順位を適切に判断することができません。

結局、目先のこと、緊急度に引っ張られてしまっている状況です。

重要度合いの判断は、
「中期経営計画・経営戦略、当期経営計画」の実現に、
どの程度影響するのかによって、実施事項を判断すれば良いのです。

では、判断基準となるだけの「中期経営計画・経営戦略、当期経営計画」が、
今あなたの会社にあるのでしょうか?

これは次にお話ししましょう。

 

本日も最後まで読んでくださり、
ありがとうございました。

 

ウィズスマイル
降旗_筆サイン

 

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