「やる気を出させる」社員は誰か?

公開日:2016/02/16

更新日:2019/04/05


こんにちは。

売上と社員のやる気を一度に伸ばす事を支援する
ウィズスマイル降旗(ふるはた)です。

「うちの社員のやる気がなくて!!!」
経営者・社長、後継者の方とお話しすると
良く聞く言葉です。

誰の「やる気がない」のですか?でも触れました。

だからといって、
社員全部をひっくるめて「やる気」を一気に出す、
なんてことは無理な相談です。

「社員のやる気」を出させる方法としてよくある中身は、
全社員を対象にして、
全部まとめて「やる気」を出そうとします。
何でもかんでもひっくるめて一気にやる気を出そうとします。

  • 社内でイベントを開く。
  • 社員旅行をする。
  • 誕生日会を開催する。
  • 社員の飲み会を奨励する。
  • 合宿をする。
  • チームビルデイングのワークショップをする。

どれもこれも、全社員参加が前提です。

だからうまくいきません。
やっても、仕事の成果に結びつきません。

個が大事だとか、
個を大切にしよう、
などと言いながら、やっていることは、
どれもこれも十把一絡げでなんとかしようとしてます。

個人が多様な考えを持っている、
それを認めようとしている現代において、

まとめてなんとかしようというのは、
変だ!おかしい!狂っている!

そろそろ気づきましょうね。

 

社員全員をまとめて対象にしても
効果がないのですから、
影響の大きいところに着目して、
その人たちの「やる気」を出すことを考えた方が効果的ですね。

では、どこに着目したらよいのでしょうか?

着目する対象は幾つかあるのですが、
今回は、仕事・業務を行う上で重要な人達。
影響力の高い人達についてお伝えしますね。

それは管理職です。
役だけを持っている人ではなく、
部下を抱えている管理職が対象です。

この人達が、
仕事に対して熱意、情熱、やる気を持っていて、
日々、その熱意、情熱、やる気をもって
業務をしていることが大切です。

理由は、、、おわかりですよね。

無気力上司の元で、
部下が仕事を一所懸命やろうと思うでしょうか?

熱意・情熱のない上司から言われた仕事を、
部下が一所懸命やろうと思うでしょうか?

思わないでしょう。
適当にやっておきます。

「そんな上司は反面教師になるのじゃないか。
だから、やる気を出してくれるのでは?」
という意見もあるでしょう。

それはあるでしょう。
しかし、大抵は、
部門もろとも業務の成果が出なくなるだけです。

どうすればよいのかというと、
「そうか!管理職のやる気をひき出せばいいんだ!」
ということになります。

しかし・・・

今、やる気のない管理職を対象に、
やる気をひき出す策を講じても、
やる気がでるのはごくわずかの人だけです。

残りは「やる気」があることを装って、
今まで通りの「無気力」運営をします。

なぜなら、、、

「やる気」を出すには、
元々その人に備わった「働くことへの熱意」が必要だから。

その熱意を会社の仕事と連携させるから、
「やる気を出す」ように変わるからです。

働くことへの意欲がない人に、
どんなに働きかけても、
やる気を出すようにはなりません。

ということは、、、

「働くことへの熱意」がある人を管理職に据えないとダメッ!
ということです。

 

例えば、
営業成績がいいだけで営業部の管理職。

これ、ダメです。
部下に仕事への「熱意」を伝えられないから。
成績目標の達成だけで、叱咤することしかできないからです。

 

大手で部長をやっていたから転職先の中小企業で部長。

これ、ダメです。
自分で仕事を実際にしてきた経験、
その際の熱意・情熱の有無がわからないから。

というより、大抵、大手からの転職者は、
よほどの背景がないと、
熱意があるわけではないから。(笑)

 

管理職に据える人。
これは重要です。

誰を管理職者に据えるか

それによって、
組織が活きるか「死に体」になるか、

部下の社員が仕事への「やる気」を
出せるかどうかが決まります。

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