こんにちは。
売上と社員のやる気を一度に伸ばす事を支援する
ウィズスマイル降旗(ふるはた)です。
こんにちは。
売上と社員のやる気を一度に伸ばす事を支援する
ウィズスマイル降旗(ふるはた)です。
日本女子サッカー「なでしこ」の
リオオリンピック出場は潰えました。
参照:因因果関係を導き出す視点
世代交代がうまくいかなかった、
という指摘もありますね。
主力メンバーが2011年以降、
ほとんど変わっていませんし、
若手主体の東アジアカップでは惨敗しましたから。
とはいえ、前節のベトナム戦は6−1と大勝。
若い攻撃陣も得点をした、
ということで、今後に期待をする報道が少なくありません。
今晩の北朝鮮戦で、
どのような試合を展開するのかも見ものですね。
ただ、ちょっと心配をしています。
確かに、ベトナム戦は他の試合との関係があって、
負けてはならなかったし、大量得点が必要だった。
その状況(途中で出場権が取れないことはわかったとはいえ)で、
6−1になったことは、
敗けとか引き分けよりははるかに良かったと思いますよ。
ただ、、、
それらの得点、得点に至らなくとも、
放ったシュートまでのそれぞれのプレイが、
意図した攻撃パターンの中でのことなのでしょうか?
1点に抑えたことが、
意図した守備の結果だったのでしょうか?
3点目以降がはいったのは、
ゲームの終盤でベトナム選手の足が止まり始めてから。
その状況での追加得点です。
一方、失点は守備が締めなければならない時間帯での失点です。
この状況を冷静に考えた方が、今後につながると思います。
意図した攻撃の仕方は何で、
それを行うときに、
どのような点が実現でき、
どの部分はうまくいかなかったのか。
意図した守備で、
どの点はうまくいき、どこ外れてしまったのか。
実現できたことは、
相手に原因があった(例えば、疲れてマークがずれた)からなのか。
それとも、自分たちの攻撃、スキルが勝っていたのか。
うまくいかなかった原因は、自分たちのどこが足りていなかったのか。
得点に至る、あるいはシュートに至るまでに、
どのようなプロセスを経ることを意図していたのか。
それがどこまで実現できたのか。
この点を顧みずに、
大量得点を若手のフォワードがとったからよかったね、
という捉え方は、とても危険だと思いませんか。
このような表面的、上っ面の原因究明は、
なにもスポーツ界、今回の女子サッカーに限ったことではありません。
経営、事業、ビジネスでも、
当たり前のように起こっていることです。
プロセスを考えずに、
表面的な事象ばかりを捉えて、
うまくいかなかった理由を並べる。
こんなことの繰り返しではないでしょうか?
そもそもですが、
そんな経営、会社には、ほとんどお目にかかったことがありません。
ほとんど個人プレーで行われています。
仕事が回っていればいいんじゃね!ってな状況です。
だから、
仕事、経営、業務を行う上で、
重要な要素の一つが「プロセス」です。
「プロセス」を明らかにしているかどうかで、
成果、結果が変わってしまいます。
今晩のなでしこ、予選最終戦の北朝鮮戦で、
いったいどのようなプレイを見せてくれるでしょうか。
チームが一つの意図を持って攻守をできるのか。
意図した攻撃で得点を奪えるのか。
相手を脅かすシュートが放てるのか。
出場する選手が、
ベテラン、若手であることとは関係ありません。
チームとして統制取れているかどうかですから。
同じことが、会社、事業にも当てはまります。
年齢とか勤続年数とか成果がどうこうではなく、
プロセスがあり、
それに沿ってチームとして動いているのかどうか、
これが成果を手にする、業務改善で成果を出すポイントの一つです。