アドバイスがあってもできない理由

公開日:2016/05/18

更新日:2019/04/04


こんにちは。

売上と社員のやる気を一度に伸ばす事を支援する
ウィズスマイル降旗(ふるはた)です。

リオ・オリンピックのバレーボール世界最終予選が、
女子から始まりました。

昨日韓国に敗れて2勝1敗。
なんとかリオの切符を手に入れて、
本大会でもロンドンの時のように活躍して欲しいものです。

バレーでは、1セットに2回、
タイムアウトを取ることができます。

大抵、追い上げられて劣勢になった時、
引き離されてなんとか追いつきたい時、
接戦でなんとか追いつきたい時に、
コーチ、監督が審判に依頼して取ります。

ベンチ前に戻ってくる選手に向かって、
監督・コーチは、

「集中!集中だよ!
ここ一本、とっていこう!」

と手を打ち鳴らしながら声をかけます。

このような光景を、
TV中継でみたことありますよね。

今晩も女子バレーボールの試合の中継があるので、
見てみてくださいね。

タイムアウトを取るような状況だと、
選手は気持ちが浮ついている、
ちょっと焦っているような状況です。

その時にゲームに集中することは、
とても大切なことはわかります。

ただですね、
その場面で「集中!」と言われても、
結果として集中できないことを引きずる場合が多いです。

私もスポーツをやっていたのでわかるのですが、、、

選手の心情からすると、
それまで集中していないわけじゃないんです。
本人は集中しているつもりなんです。

かなり冷静なら「集中!」と言われて、
”あぁ、そうだ、集中しよう!”
となるのですが、

追い込まれている時や、
気落ちしている時は、
”集中しよう!”とまではなりません。

「集中だ!集中だ!」と言われるのですが、
なんかボーッとしたまま、
それまでの状況をひきづってしまい、

そのままズルズルいっちゃってしまい、
実際には集中できません。

ただし、これを回避できる時があります。

それは、、、

「ボールをセッターに
高い山なりのボールで返すことだけ考えろ!」

とか、

「相手より一テンポ遅らせて
ジャンプしてブロックしろ!」

のように、具体的な行動を示される時です。

精神論、漠然としたアドバイスは
あまり効果がありません

何をすれば集中できるのかわかりませんから。
「集中!」ということばが、
右から左に流れるだけになります。

具体的な行動を示されると、
その行動をするので、
結果として集中することができます

言われてもできない理由は、
精神論、漠然とした内容だからです。

精神論よりは、詳しい行動の中身です。

 

このことは、経営、事業にも当てはまります。

うまくいかない時、
成果が出ない時、

頑張ってやれ!

と言われても、なんともなりません。
行動を変えられません。

あなたにも経験があると思いますよ。

「頑張れ!なんとかできるだろう」

なんて精神論では、
なんともならなかったことが、山のようにあったと思います。

私には、それこそたくさん、そんなことがありましたから。

行動自体を変えるアドバイスが現実には必要
なのですね。

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