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こんにちは。

売り上げとモチベーションを一度にアップする専門家
ウィズスマイル 降旗(ふるはた)です。

経営において社員を育成する方法のひとつ。
OJTはやってはダメだ!
とうことをお伝えしました。

参照:OJT研修は意味も効果もなし!?

 

 

■ OJTは危険がいっぱい

新入社員が配属されたある部門。
先輩がOJTで新入社員を育てます。

教育担当の先輩社員がM君。
リーダー格の中堅社員Eさんがアドバイザーです。

新人君
「Mさん。
えーっと、作るように言われた資料なんですが、、、
こんな風に整理して作ったんですが、、、
見てもらっていいですか~?」

M君
「どれ。あーっ、あの資料か・・・。
(サラーッと見て)まぁ、いいんじゃないの~」

新人君
「あっ、いいですか!ありがとうございます。
でも、、、ひとつ質問していいですか?」

M君
「(面倒くさそうに)なに?」

新人君
「同期が言うには、この資料には、
△□の内容も含めた方がいいんじゃないかって・・・。
彼は先輩にそう言われたらしいですが、、、」

M君
「別にいいんじゃないの~。
俺も(アドバイザーの)Eさんから言われて頼んだんだし、、、
Eさんに聞いてみ~」

新人君
「ええーっ、僕が聞くんですか~?」

ってことになって、新人君、
Eさんに仕方なく質問をしました。

Eさん
「あーっ、それね。
まぁ、形になってりゃいいんだからさ。
そんなことは、気にしなくていいんだよ。」

新人君
「(ちょっとホットしながら)
いいんですね。よかった~。」

私が、もし彼らの側にいたら、
M君とEさんの胸ぐらを掴んで、
怒鳴りつけていたでしょうね。

ホットした顔をしている新人君を捕まえて、
デコピンをしていたでしょう。

 

■ かけらもありません

今回のお話の対象は、仕事の取り組み姿勢。

これもOJTで教えるべき対象です。
仕事の取り組み姿勢とは、

・組織メンバーとしての考え方、行動

・仕事をすることの価値や達成感

を指します。

OJTをする、ということは、
現場の教育担当やアドバイザーの先輩が、

* 組織メンバーとしての共通の考え方・行動の認識があり、
しかもそれが実行できる、あるいは実行をしている!

* 仕事の価値観・達成感について、共通の考えがあり、
現場で具現化されている!

こともまた、
前提として必要だ!ということです。

先程のOJT現場での会話には、
この様なこと、微塵も感じられませんね。

しかし、
このような会話が繰り返されているのが、
実際の現場の姿なのです。

 

■ あなたの会社にありますか?

あなたの会社では、先輩や上司が、
組織に関して共通の考え方、行動内容を、
持っているでしょうか?

あなたの会社では、
会社人としてこう考える!こういう行動をする!」と、
社員みんなが知っているでしょうか?

それ以前に、
「会社人としてこう考える!こういう行動をする!」
ということを、社員に教えているでしょうか?

社員に教える以前に、
あなたの会社として共通の考え、
行動内容がはっきりとしているでしょうか?

明示できる内容を持っている会社は、
多くありません。

明確に伝えている会社も、
これまた多くはありません。

ということは、、、

上司や先輩が、後輩や新入社員に、
OJTの研修の場で、
自分の思い込みで好き勝手に

組織における行動や考え方を見せている!

言葉にして教え込んでいる!

ということです。

上司や先輩が、あなたの会社において、
組織メンバーとして成長しているかどうかも、
実はとても怪しいにも関わらず、
その怪しい状況が連綿と、
後輩に伝えられているのです。

こんな環境で、新入社員を育成するとは、
なんと恐ろしいことでしょうか?

 

■ 共有できない

仕事の価値や達成感を、
新入社員はOJTという研修を通じて、
感じることができるのでしょうか?

今までの流れで、何となく想像がつきますよね。

結論から言うと、、、

仕事の価値観も達成感も、
実はほとんど伝わりません。
ゆえに、身に付くことはありません。

というより、
先程の現場の会話のように、
却って良くない考えが身に付いてしまいます。

先輩や職場の上司は、
同一の仕事の価値観や達成感を、
伝えていかなければなりません。

差があると、
教えられる後輩や新入社員の意識が、
バラバラになってしまいます。

では、先輩や上司は、
仕事に対する同一の価値観、達成感を、
共有できているのでしょうか?

あなたの会社では、
同じ職位の社員間で、
仕事の価値や達成感について、
話したことがありますか?

同様に、仕事の達成感は、
社員の間にどの位あるでしょうか?

「契約がとれた、万歳。」
これも大切な達成感です。

このように瞬間的なものではなく、
例えば一年間を振り返った時に、
仕事の達成感を得ているでしょうか?

現在の仕事の現場では、
価値感、達成感が希薄だと感じませんか?

その原因は、社員個々の課題であるとともに、
会社側・上司からの仕事の与え方に、
大きな課題があるからです。

 

■ 凄い先輩や上司はどこにいる

安易にOJTを研修としておこなうと、
社員のやる気を蝕みます。

先輩や上司のやる気のなさ、
こなすだけの仕事への姿勢、
テキト~におこなう仕事への取り組み。

こんな事ばかりが伝わってしまいます。

そして、
「仕事ってこの程度でいいんだ~。簡単じゃん!」
となり、やがて仕事を「なめる」ようになります。

それが変な「自信」に転化し、

「俺は仕事ができるのに、評価されていない」

「もっと意欲が湧く仕事がしたい」

「もっと俺の能力を発揮する場所があるはずだ」

と思うようになり、
転職への道を突き進んでしまう社員もいます。

採用面接を多数おこなってきたのでわかるんです。

大したことないのに、
凄い自信を持った社会人数年生達。

正直に言うと「かわいそう」です。
ではどうするのでしょうか?

中長期的には、
価値観や達成感を、
組織内で共有することです。

組織内や同職位間で、
真剣に話し合い、確認し合うことです。

短期には、
仕事に対する高い意欲と価値観、達成感、
考え方と行動を有する上司・先輩のいる現場に、
集中してOJT対象者を配属することです。

仕事への姿勢や価値観が凄い上司や先輩が、
あなたの会社のどこににどれ程いるのか?

短期的に見れば見るほど、
このことが判っていれば、
OJTによる研修の成果が、
ドカーンとでるのですね。

 

あなたの意見・感想を聞かせてくださいね。

本日も最後まで読んでくださり、
ありがとうございました。

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