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20160816
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From:事業承継における
「経営承継と後継者育成」実現士 降旗 利弥

本日は、

社員に教えやってもらう方法

です。

ある会社でのこと。

会議が多く、その会議も長い。
だからとって、何が決まるわけでもなく、
会議によって業務が良くなっているとも感じられない。

そこで、社長が経営企画部に、
会議のルールを定め、改善するように指示しました。

会議は30分以内とし、事前に議題を参加者に知らせ、
必要な資料は事前に配布する。
議長と記録係を設け、タイムキーパーが終了時間を知らせる、
というルールを設けました。

で、運用を始めると、、、

最初の一週間は30分で会議が行われ、
会議自体も減ったようでしたが、、、

数週間も経つと、元に戻ってしまいました。

それを聞いた社長は、
「なぜ決めたルールをうちの社員は守らないんだ!」
と激怒したそうですよ。

でもですね、社長が出席する経営会議、営業会議は、
毎回3時間もかけて行われています。

社長への来客は、1時間が毎回確保されています。

ただ、社長は遅れてくるの、
実質30分程度の出席ですが、
その他の社員は1時間拘束されています。

この会社では、会議のルールを守らせようと、
どれほど社長が怒り、怒鳴ったとしても、
ルールが守られることはないでしょう。
会議が減ることも、会議が短くなることも、実現はできません。

あなはた実現できない理由がおわかりになりますか?

なぜなら、、、

やらせようとしている社長が、
ルールに沿って行動していないからです。

中国の歴史書、二十四史のひとつ「後漢書」に、

「身を以て教うる者には従い、
言を以て教うる者には訟(あらそ)う」

とあるのをあなたはご存知でしょうか?

意味は、

「自分自身の行動によって教え諭せば、人はその教えに素直に従うが、
言葉だけで教えようとすれば、相手は反発して争うようになる」

です。

教える者は、
まず自分自身の行いを正さなければならない
ということを示しています。

このことから考えると、
先ほどのある会社の会議の状況が、変わらないことは簡単にわかりますよね。

どんなにルールを設けようとも、
それを社長の指示だと言ったとしても、

社長自身がルールに沿った行動をしなければ、
社員は誰もルールを守ろうとはしません。

人に教える最も簡単な方法は、
教えるあなた自身が、人に教える中身を行うことです。

会議を減らして、会議をだらだら長くしたくないなら、

社長自身が「関係者を集めてすぐに会議だ」
などと、なんでもかんでも、すぐに言わないことです。

(ちなみに、あの会社の社長は、
なにかあると直ぐに「関係者を集めて直ぐに会議をやろう」と言う方です。)

社長自身が参加する会議で、
議長を設け、参加者を絞り込み、議題を事前に知らせ、資料を事前配布し、
タイムキーパーを設けて、記録係りに議事録を取らせることです。

(社長が参加する経営会議も営業会議では、
このようなことは一切行っていませんでした。)

自己を律することなので、簡単ではありません。

しかし、必要なことを社員にやるように教えるのですから、
経営者・社長だけでなく、役員、役職者自身が、実際に行うことは当たり前。

だから、簡単ではありませんが、
簡単なことだと思いますよ。

本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

 

ウィズスマイル
降旗_筆サイン

 

 

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