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20160818
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From:事業承継における
「経営承継と後継者育成」実現士 降旗 利弥

リオ・オリンピック女子レスリング。
終了間際のポイントで逆転して金メダル。

スゴイです。

本日は、

人を生かすための視点

です。

昨日の社員の批判は経営能力が無いことの証
を読んだ知人の後継者さんから電話がありました。

「今日の話は耳が痛かったです。
で、この点はこの点でお聴きしたいとは思うのですが、

それより、話に出てきたAさん、
部下になった後はどうなったのでしょうか?

それがどうにも気になって電話してしまいました」と。

「私の部下になったあと、どうなったのか?ということが、
知りたいという事ですよね。」

「そうです、そうです。どうにも気になって、、、」

「気になりますよね。

実はAさんの前にも、別の会社で同じように、
問題のある社員を部下に持った事が、私にはあるんですよ。」

「えっ、そうなんですか。
じゃぁ、Aさんのことは手慣れた事だったわけですね。」

「とんでもないですよ。実はリベンジだったんです。」

以前、問題のある社員を部下に持ったときは、
なんともできませんでした。

その方と馬が合わない、ということもあったし、
どうにも仕事ができな事が我慢できずに、
私のところで業務をやってもらう事がうまくできませんでした。

その方が、私の部署の仕事自体に興味がない、
専門職系の中途採用者だったこともあります。

経営陣と相談して、
その方がやりたい仕事のある部署に異動してもらいました。

その時は異動先があったからなんとかなったのですが、
異動先がない状況を考えると採用、育成が重要だとわかり、
採用、育成はやり方自体を変えました。

その点は今回の話からズレるので、また別の機会に。

社内で問題のある社員に、
どうやって働いてもらうのかは別に考える必要があります。

考えた上でAさんには対応をしました。

その結果、Aさんは約3年間、
私の部下として一定のレベルの仕事をし、それなりの評価を得ていました。

ただし、経営側の評価は、最終的に毎回、低いものでした。
採用時の給与水準が高かったので、Aさんの給与を下げたかったからです。

最終的に、Aさんを子会社に転籍させ、
その際に給与をガクンと下げる方法をその経営陣はとりました。

経営陣の思惑通り、
「これではやっていけない」とAさんは会社を去りました。

後任が見つからず、Aさんの仕事をどうするかで、
その後、かなり苦労することになったので、
正直、その経営陣には腹が立つ事ばかりですが。

腹が立つ事は置いておいて、、、

なぜ以前はうまくできず、
今回はAさんに仕事をさせる事ができたのでしょうか。

あなたは次のような言葉をご存知でしょうか?

聖人の治は、世に棄人(きじん)なし。

江戸末期の儒学者 佐藤一斎の著「言志晩録」に、

物の所を得る。
是れを治と為し、事の宜しきに乖(そむ)く。
是れを乱と為す。なお園を治るがごときなり。
樹石の位置、其の格好を得れば、
即ち朽株敗瓦(きゅうしゅはいが)も、また皆趣を成す。
故に聖人の治は、世に木棄人なし。

(意訳)
人々がそれぞれ得意とする仕事をしていれば、
よく国が治っているといい、
釣り合いの取れていない事を乱れているという。

ちょうど庭園を整えるのと同じ事。
木や石の配置や格好がよければ、
腐りかけの木も欠けた瓦も趣を成すものだ。

そのため、
聖人の治世には捨てられる人はいない。

というものがあります。

人に短所のないものはいないが、長所のないものもいない。
聖人は人の良い所を長所を見るから仕えやすい。

そうでない人たちは、
短所を見るから仕えにくいわけです。

聖人は人の美点をみるので、
不要な人はいないという事。

これに倣って、
長所というわけではありませんが、

Aさんができること、
Aさんが担当できる業務を、
やってもらうようにしました。

Aさんが重要なタイミングでサボらないように、
事前にチェックを入れて、仕事をやってもらうようにしました。

それもあって約3年間、
Aさんはそれなりに仕事をしてくれました。

以前ほどサボりまくる事もなく、
社内から仕事ができない、できが悪すぎる、
と言われる事も少なくなりました。

私は、以前のリベンジを、
Aさんを通じて果たすことができました。

短所を見れば、どうにもならない事ばかり。
しかし、長所、できる事をみれば、
やってもらう事はいろいろ出てくるものです。

私が言っていること、
あなたはおわかりになりますよね。

本日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

 

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