意思決定する?決断する?先延しにする?

公開日:2013/12/24

更新日:2019/04/08


こんにちは。

売上と社員のやる気を一度に伸ばす事を支援する
ウィズスマイル降旗(ふるはた)です。

突然ですが、あなたに質問!

経営者の重要な役割、
やらなければならない事は何でしょうか?

あなたはどのようなことを思い浮かべますか?
日頃、どのようなことをやっているでしょうか?

経営者の役割はいろいろありますが、
重要なことの一つが、
会社・事業のミッション、ビジョンを明らかにし、
目的と目標を掲げること です。

日頃、あなたはこのことをやられているでしょうか?
例えやっていても、社員からは、

「方向性がわからない」、
「戦略が示されていない」、
「情報伝達、意志疎通ができていない」
と批判されてしまいます。

つらいところですね。

では、、、

会社・事業のミッション、ビジョンを明らかにし、
目的・目標を掲げて伝えていたとしたら、
経営としてOK!でしょうか?

 

決断?それとも先延ばし?

会社・事業のミッション、ビジョンを明らかにし、
目的・目標を掲げて伝えること以上に、
重要な役割が経営者にはあります。

それは、、、
意思決定すること、決断すること
です。

もう少しはっきり言うと、、、

経営者は、
意思決定できること、決断できること
です。

ミッション・ビジョン、目標を掲げたとしても、
実施するときには、
決断・意思決定をしなければなりません。

実際の経営では、
実行することでマイナスのことも生じますし、
リスクも発生するからです。

環境の変化、
ビジネスの変化により、
実施する内容にも変化が生じるからです。

その時に、
実施するのかしないのか?
実施する中身を変えるのか変えないのか?
選択をおこない、決める場面は少なくありません。

いや、いや。
経営、事業運営では、
選ぶ・選択する = 意思決定・決断する
場面ばかりです。

「会社」という船の進路を定めるためにも、
その時々で意思決定・決断は必須です。

しかも、意思決定・決断に、猶予はありません。

「じっくり考えて、、、」
などと言っていられる場合は、多くはありません。

スパッと意思決定・決断できる経営者、
であることがポイントですね。

 

待つ?いいえ・・・

下手に決断をして、
実行したところで、
もしミスッたらどうしようか?

そんな風に悩んでいますか?

もう少し詳しくわかるまで、
十分検討できるまで、
決断を先延ばしにしますか?

そうやって、
『業績を気にして
今日もなにもせず   (詠み人知らず)』
と時間ばかりを過ごしていませんか?

意思決定・決断せずそのままにしている、
先送りにしていると、
取り返しのつかない状況に、
陥っているかも知れませんよ。

もう戻ることが大変な状況にまで、
来ているかも知れませんよ。

待つことを、
否定しているのではありません。

「待つこと」は重要です。

但し、「待つ」とは
将来の状況を想定して、
意図して時間を稼ぐことです。

待ち伏せするのは、
決められずにただそこにいて、
時間を過ごしているのではありませんよね。

相手が目の前にくる状況を想定して、
そこで攻め込む時期を、
待っているわけですよね。

「待つ」というのは、
打ち手を持ち、準備をした上で、
打って出る時期を待っていることです。

意思決定をする時期を定めたうえで、
目の前の状況を観察し、
時期をまっている状態が、
「待つ」ことです。

意図して時間を稼ぐので、
最終的な意思決定・決断が、
先になったとしても、成果・結果がでます。

当てもなく放置することは、
「待つ」こととは、
全く異なる行為です。

そこは混ぜないでくださいね。

あなたは「放置先延ばし派」でしょうか?
それとも「意図して待つ派」でしょうか?

さぁ、どちらでしょうか?

 

決定の基準になるものとは

決断・意思決定をスパッと行う。

意気込みだけでは実行できませんね。

やみくもに、スパッと決断をしたら、
恐ろしいことです。

スパッと決断するには、必要なものがあります。

『物事を判断する基準』となるものです。

基準を満たしているから、
実行すると決断する。

基準を満たしていないから、
やらないと決める。

基準に対してい、この部分が不明だから、
そこをリスクとして認識して実行する。

足りない部分をこうやって明らかにして、
その時に決断すると決める。

基準があるから、
スパッと決めることができます。

経営者として、基準を持つことです。

その基準は、容易にはぶれないもの。
そのような基準があるでしょうか?

あなたの信念?
あなたの意思?

もちろん、これらも大切です。

経営幹部、社員を含めて、
あなたが下した決断、意思決定が、
理解・納得できる基準。

この様な基準があることです。

これに該当する基準が考え付きますか?

それは、、、

経営・事業の将来像、実現する目的です。
経営戦略・事業戦略です。
経営計画・事業計画です。

これが、
決断、意思決定をするときの「基準」
になります。

ということは、、、

経営・事業の将来像、
実現する事業の目的、戦略、計画を、
日頃から常に持っている、
必要な時に中身を見る、
という準備が必要なのです。

持って歩かないまでも、
直ぐに開いて見られるようにしておくことです。

机の引き出しの奥や、
ロッカーの奥にしまっておいては、
「基準」としては使えないということです。

まずは、
経営・事業の将来像、
実現する事業の目的、戦略、計画を、
外に出しましょう。

いつでもすぐに、
中身を見られるようにしましょう。

見るための、目次や索引を整備しておきましょう。

そして、
何度も何度も、見返してください。
覚えるほど、読み返してください。

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