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モチベーションと売上を一度にアップする専門家
ウィズスマイル 降旗(ふるはた)です。

「”社員を褒める”ことを勧められるのですが、
褒めることは、
社員の”やる気”をアップすることになるのですよね?」

ある懇親会でお会いした経営者の方から、
このような質問をされました。

もし同じ質問をされたら、
あなたはどのように答えるでしょうか?

・褒めることは社員のやる気アップにつながります!
どんどん褒めましょう!

それとも、

・褒めることは、よく考えたほうがよいですよ。
褒めることで、社員のやる気がアップするとは限りませんから。

さぁ、どちらでしょうか?

 

■ 褒めるとやる気アップ?

「褒めることは大切です。
社員の仕事への”やる気”アップには、
実際にはあまりつながらないですよ」
と私はお答えしました。

経営者:
「えっ、社員を褒めるのは効果がないのですか?
人は褒めて育てる、ということが、
いろいろなところで言われていますけれど、、、」

降旗:
「ダメではありませんが、
やり方によって褒める効力が弱いですよ。
褒めるというのは、
仕事へのやる気アップとは、
異なる部分に働きかけますから。」

経営者の方:
「仕事のやる気とは他の部分に、、、ですか?」

降旗:
「あなたも、
褒めることが社員のやる気アップにつながることに、
疑問があるから質問されたんですよね。
本当かな?という感じが、
あなたの中にあるのではありませんか?」

某経営者の方。
「それは、そうなんですけどね。
おっしゃるとおり、
実際に褒めることをやってみて、
やる気アップしているのか?
という感じはしています。」

この後の話の内容は、要約しますね。

 

■ 褒める場合の3パターン

「社員は褒めることで育てましょう」
とよくいわれます。

なんでもかんでも、
社員を”褒める”ように言われています。

そこに「落とし穴」があります。

社員を「褒める」場合には、
3つのパターンがあります。

一つは、社員が行った事柄を褒める場合。

例えば、

  • 普段意見を言わない社員が、会議で意見を言った。
  • いつになく書類のできが良かった。
  • 報告が適切にできた。

この様な事象に対して、

「○○君、自分から進んで発言して良かったよ。」

「書類、よくできていたよ。
論旨も整理されていてわかりやすかったぞ。」

「報告、上手かったね。
内容も良くわかったし、
報告をしたタイミングも良かったよ。」

などと、褒めます。

もう一つの場合は、
目標を達成した事柄に対して、
評価の意味で褒めることです。

「○○君。今月の目標達成。よくがんばったね」

「○○さん。目標を□%オーバーで達成。すばらしい」

のような褒め方です。

これもよくある状況ですね。

「褒めて育てる」と言われる内容は、
この2つのパターンを指している場合が多いようです。

三つ目は、
期待した結果を実現するために、
必要なことをやった、やりきった、
ということを褒める場合です。

「えっ?それ、どういうことでしょうか?」

先ほどの経営者の方も、
怪訝な顔をされました。

このように褒めることは、
実はとても重要なのですが、
その点を明快に位置づけていることはありません。

この点も、この話の中で、
明らかにしますね。

 

■ 子供か!
(欧米か!を言うトシのように言ってくださいね。笑)

行動や行為といった事象そのものを褒める。

褒められた人は、褒められることに喜び、
さらに褒められることを期待している状況。

これと似たような光景を、
どこかで目にしたことがありませんか?

・・・

・・・

それは、幼い子供のと、
その子供を褒める大人達です。

できないことができた。
それを周りの大人が褒める。
子供本人は褒められたことが嬉しい。

また大人に褒められ、嬉しくなる。

自分が嬉しくなりたくて、
子供は同じような事をやってみせる。

周りはまた、子供を褒める。
子供は嬉しくなり、
また褒めてもらいたくて・・・

この繰り返しで、
子供は、いろいろな事が、
できるようになっていきます。

幼い子供の世界、親と子の関係なら、
微笑ましい光景ですね。

これと同じ状況が、
仕事の世界に入ってきたら、、、

気持ち悪くないですか?
(言葉が過ぎたでしょうか???)

「子供かっ!」と、
タカ&トシのトシのように、
突っ込みたくなりませんか?(笑)

 

■ 幼ない社員ばかり!

褒められて嬉しい。

この感情そのものを、
否定しているのではありませんよ。

誰しも、褒められれば嬉しいです。
その気持ちは大切です。

できないことが多く、
養われている子供ならば、
褒められることを求めることは、
わかる状況です。

しかし、、、

仕事をして、成果をだし、
対価を得ている状況を考えたとき、
褒められることを心待ちにする、
この感覚を仕事に持ち込む事には、
違和感を感じます。

仕事では、
達成すべき目標があり、
その実現に向けて考え、行動します。

出来ない事があれば、
できるようになる、
できる人の協力を取り付ける、
などの行動をしなければなりません。

「できれば凄いね!」
ではなく
「実現するために何をしたのか?」です。

目標を達成するための行動について、

・褒められたいから行動します

・できないことができるようになったから、
褒められることを期待しています

このような感覚を持つ社員は、
幼すぎませんか?

このような社員と一緒に、
あなたは仕事をしたいと思いますか?

目標を達成する。
達成のために動く。

これが重要なことです。

事象その物を褒めることは、
自己満足、自己尊重、自己陶酔に、
働きかける要素が強いです。

仕事の「やる気アップ」への働きかけは、
強くはありません。
むしろ、弱いです。

事象その物を褒めて育つ社員は、
「ナルシスト社員」ばかりです。(笑)

多くの経営者の方が、
社員を褒めることで、
成果につながらないと感じる理由が、
この点にあります。

仕事に対する「やる気アップ」をするための”褒める”は、
おこなった事象その物を褒めるのではありません。

目標への到達を評価し褒める、
目標実現のためにおこなった適切な行動を褒める、
二番目、三番目の場合です。

二番目の目標を達成したことを褒める、
ということの重要性は、
お分かりいただけると思います。

では、三番目、目標達成のために、
必要なことをやったことを褒める。

これが必要なこと、
二番目と分ける理由はなにか?
その点を、次にお伝えしますね。

 

あなたの意見・感想を聞かせてくださいね。

本日も最後まで読んでくださり、
ありがとうございました。

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