こんにちは。
売上と社員のやる気を一度に伸ばす事を支援する
ウィズスマイル降旗(ふるはた)です。
こんにちは。
売上と社員のやる気を一度に伸ばす事を支援する
ウィズスマイル降旗(ふるはた)です。
社員を褒める場合には、
三つのパターン、ケースがありました。
一番目:社員がおこなった事柄をほめる
二番目:目標達成をほめる
この二つのケースでは、
ほめることが社員のやる気アップにはつながらないのでした。
一番目、二番目のほめるについては、以下を参照してくださいね。
参照:
・人を褒める。社員を褒める。今の方法は適切か?
・結果を褒めるとやる気がでない!?
三番目:期待した結果を実現するために、
必要なことをやった、やりきったことをほめる
ですが、これをおこなうためには、
社員に期待が伝わっている必要がありましたね。
その点を前話で触れました。
参照:褒めることがやる気を妨害する!?
人は期待されると、期待に応えようとします。
期待された事柄に取り組もうとします。
自分自身のことを考えた上での期待だとわかれば、
なおさら、期待に応えようという気持ちが、
強くなる傾向にあります。
ご自身のことを振り返ってみてくださいね。
試合やコンテスト、コンクールなどへの参加のとき。
受験のとき。
就職のとき。
家族や友人、OBやクラスメイトから、
勝つこと、合格すること、入選することなどを、
期待されたことがありませんか?
期待するということは、
勝つこと、合格すること、入選することなどを、
微力ながら応援しているということです。
その時、あなたは、
どのような気持ちになったでしょうか?
「よし!いっちょうやってやるか!」
「がんばるぞ!」
などと思ったでしょう。
勝つ、合格する、入選することを、
今まで、自分自身で目指してきた。
期待され、応援してくれる人がいるなら、
さらにもっと実現できるようにしよう!
このような気持ちが沸き起こってきますよね。
「やる気」がアップするきっかけになります。
さて、、、
試合をやった。
受験をやった。
コンテストに参加した。
コンクールに参加した。
でもですよ、残念ながら、
結果を残せなかった。
この時、あなたは落ち込んだことでしょうね。
もう部活を辞めよう!
合格しないなんて、もうだめだ!
入選できないなんて、才能がないのかしれない!
などという気持ちになったこともあると思います。
この状態。
落ち込んで、次に踏み出す気力もない。
そのままでいると、
今までやってきたスポーツや勉強、
絵画や彫刻や演奏などの練習を、
やらなくなることもあります。
そんな状況でも、
あなたは続ける道を選んだと思います。
落ち込んでいたのに、
もうだめだ!と思っていたのに、
あなたはもう一度やる路を選びました。
なぜでしょうか???
理由は二つです。
ひとつは、あなたの中に、
それでも勝ちたい、
合格したい、入賞したい、
という実現への強い欲望、欲求があったからですね。
そして、もうひとつは、
「今回は結果につながらなかった。
だけど、あなたは人並み以上の努力をして、
やるべきことをやった。やりきった。
次の機会には、それが結果になるよ」
という周囲からの励ましが、
あったからではありませんか?
この周囲からの励まし。
これは、あなたが勝つ、合格する、入選する、
という目標に対して、
必要なことをやりきったという評価です。
あなたは自分がおこなった、
目標実現への過程と行為を評価され、
目標実現に向けた意欲を取り戻し、
再び活動を始めるのです。
仕事でも同じことです。
結果だけを評価していると、
達成できなかった事実に社員は潰されます。
目標達成への意欲を失っていきます。
そもそもですが、
結果は、社員ではコントロールできません。
営業成績で考えると、
わかりやすいでしょう。
営業のAさんは目標の120%を達成。
一方Bさんは目標の85%どまり。
今までの目標達成の評価では、
Aさんが優秀となり、
表彰され、ほめられ、昇給しますね。
しかし、、、
Aさんの成績の大半が、
たまたま当てた案件だったとしたら?
社長の人脈で担当した案件が含まれていたら?
でも、実際の彼の営業報告は、
手抜きで目を付けられる存在だったとしたら、
どうでしょうか?
一方、Bさんは、
手順を踏んで活動をしていたけれど、
今期の受注に至らない案件が残っていたら?
手順毎の中身と成果を検証しながら、
修正を加える活動をやっていたとしたら?
見込み顧客をたくさん抱えるようになっていたとしたら?
彼がプロセスを作り上げることで、
ほかの営業担当者の成果が、
今より良くなることが見込めると思いませんか?
営業活動としてのBさんの評価は、
どうなるでしょうか?
手順を考えながら、
営業活動をおこなうBさんを評価すれば、
ほかの営業担当者も、
Bさんのやり方を見習うようになる、
と考えられませんか?
あなたは、AさんとBさん。
どちらに営業としての評価を与え、
褒めることをしようと思うでしょうか?
会社という組織の成果を考えると、
私は、自分の活動だけを考えて、
目標をクリアしたAさんより、
プロセスを作り上げる努力をしているBさんに、
軍配を上げたいですね。
もしあなたが、
私と同じようにBさんに軍配を上げるならば、
あなたは、達成した結果を評価し褒めることから、
評価の方法を変える必要があります。
期待した結果を実現するために、
必要なことをやった、やりきったことを褒める、
というやり方に転換しましょう。
やったことを褒めることは、
難しくありません。
簡単ですし、
社員の仕事への「やる気」をアップすることが、
容易にできます。
一番目の行った行為をほめることは、
何を褒めるのかわからずに、
あなたは困っていたと思います。
それに比べて、
期待を示し、
期待の実現のために実行したことを評価するのですから、
褒めることは難しくありませんね。
二番目の目標達成を褒めることは、
社員が目標を達成しないので、
あなはた社員を褒めることができませんでした。
「やった」ということを褒めるのならば、
目標に至らなくても、
社員を褒めることができます。
あなたは悩むことなく、
社員を気持ちよく褒めることができますよね。
褒められた社員は、
必要なことを今後もやり続けようとしますし、
その過程でなんとか目標をクリアできないか?
と考えるきっかけにもなります。
社員になにを期待するのか考えてください。
これは社員一人一人、
あなたが期待することは変わると思います。
次に、期待したことを実現するために、
なにをおこなうのか?
それをハッキリしましょう。
社員自身に考えてもらうことも必要です。
その前に、
あなた自身が、社員にどの様な行動をして欲しいのか、
それを考えておきますよ。
その上で、
あなたがなにを社員に期待しているかを、
伝えましょう。
そして、その期待を実現するために、
何をするのか?
行動する内容を社員に考えさせますよ。
社員の考えをうまく引き出すために、
あなたが考えた行動内容を例にすることもアリです。
そして、実際に行動するための
行動計画を具体的に作るようにします。
その行動計画を実行してもらいます。
実行結果を報告してもらいますよ。
よい結果が出ても、出ていなくても、
まず、実行したことを褒めましょう。
「計画通りに良くやったね。素晴らしい!」と。
その次に、
なぜ期待した結果にならなかったのか?
あるいは、どこが上手くいって、
期待以上の結果になったのか?
結果を生み出した原因を明らかにします。
上手くいかなかった場合は、
原因を元に、
修正点を明らかにして、
次にどの様にやるのかを決めますよ。
このように、
やることを明らかにして、
実行できるように計画し、
実行したことを褒めるのですよ。
結果に対する評価は、その次です。