こんにちは。
売上と社員のやる気を一度に伸ばす事を支援する
ウィズスマイル降旗(ふるはた)です。
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本日の内容は
基礎がわかるから応用できるです。
あなたは家庭教師をやったことがありますか?
私は学生時代に、
数人の受験生の家庭教師をやりました。
そのなかのある高校三年生。
教えるようになって、まだ数回もたっていないときの事。
訪問するとすぐに、彼が試験問題を持ってきました。
最近、実力試験があって、その結果が出たそうです。
予想どおり、結果はあまり良くありません。
間違った問題をどうやって解くのか教えて欲しいというのです。
その日は他の内容を準備していたのですが、
試験の問題を解く事に。
「この考え方を教わったでしょ。
そこで、この公式を教わったよね。」
解法の説明を始めると、彼が怪訝な顔をします。
「ちょっと待ってね。この公式はわかるかなぁ?」
「それはちょっと、、、」
「覚えていないのかな?
(彼がうなずくのを見て)
そうか。じゃぁ、この考え方って覚えている?」
彼は目が泳いでいます。
「ちょっと待って。この考え方がわからないの?」
力なく頷く彼。
「そうかぁ。じゃぁさ、
もしかしてこの考え方の元になっている
◯◯の公式はわかる?」
彼の目は点。
「そういうことね。
ちょっと教科書を出して、
◯◯の項目のページを開いて」
彼は教科書のページをあっちへ行ったりこっちへ戻ったり。
◯◯の項目のページにたどり着きません。
「えっとね。◯◯の事を勉強したのは覚えている?」
彼の目は泳いでいます。
「そうかぁ。試験の問題を解く以前に、
◯◯の復習からしたほうがいいよねぇ。」
結局その日は、テストの問題を解く事にもならず、
◯◯の部分について、教科書の勉強から始めました。
でですね、該当する問題の解法には、
数週間後にやっとたどり着きました。
「基礎からやればいいのに!」とあなたは思ったでしょうね。
そうなんですよね。
目先の応用問題を解く事は大事ですが、
それは基礎がわかっていることが前提の話です。
基礎がわからずに応用問題を解く、
解法を勉強する事は、
一見、わかったような気になるだけです。
その試験問題の解法を知ったとしても、
他の問題が解けるわけではありませんから。
学生時代にあなたも散々経験したはずですよね。
当たり前のことですよね。
予備校で受験対策をするときも、いきなり試験問題を解きませんよね。
最初に基礎をやって、練習問題解いて、
それから実際の試験に出るような応用問題を解きますよね。
当たり前のことなのに実際にはやらないから、
いつまで経っても基礎がわからず、応用問題がちっとも解けません。
しかし。
経営・事業運営に関しては、こんな事をスッカリ忘れています。
目先の事象をなんとかする事、
手法や手段、テクニックの習得に注力し、一所懸命になっています。
事業の内容、構造、価値を明らかにせずに、
ウェブでの見せ方やサイトのデザインや作り、
機能や方法に注力しています。
事業の基礎をスッカリ忘れています。
それで「うまくいかない!どうしてだ!」と考えています。
うまくいくはずありませんよね。
そろそろ気づいてくださいね。
目先の事象に対応する手段を手に入れる事は、否定はしませんよ。
ただし、それ以前に、
基礎に当たる事業の中身、構造、価値について、
もっと明らかにしましょう。
この点が明らかになると、
目先の事象が実は課題ではないかもしれません。
実施する手段は、別の事柄、流行っていないことのほうが、
適しているかもしれません。
テクニック、手段として流行っていることが、
あなたの事業に適していないかもしれません。
基礎を知り身につけることに戻りましょう。
基礎を知り身につけていなければ、
どんなに時間を割いても、
結局、問題・課題を解くことができませんから。